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J-GLOBAL ID：202102270234053122   整理番号：21A0959936

カルノシンは死後硬直条件下におけるアクトミオシンのATP分解を促進する

著者 (4件)： 岡田実那美 (北大 大学院農学研究院) ,  若松純一 (北大 大学院農学研究院) ,  玖村朗人 (北大 大学院農学研究院) ,  早川徹 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 日本食肉研究会総会提出議案及び大会講演要旨  (日本食肉研究会大会講演要旨)
巻： 62nd (CD-ROM)  ページ： 20  発行年： 2021年 
JST資料番号： L1153A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・カルノシン(CAR)が死後硬直の進行に及ぼす影響を明らかにするために,死後硬直条件下でのアクトミオシン(AM)のATP分解反応を検討。
・ニワトリの浅胸筋からAMを調整し,死後の筋線維内部におけるpHの低下およびCa²⁺濃度の上昇を踏まえた複数の条件のもと,ATPase活性の測定並びに超沈殿を検討。
・ATPase活性および超沈殿の測定法につき解説。
・ATPase活性の測定では,CAR不在下において,酸性pH域かつ低Ca²⁺濃度条件下での比活性化が低値,CAR存在下では酸性pH域かつ低Ca²⁺濃度条件下において中性pH域と同様の活性。
・超沈殿は,CAR存在下で速やかな形成を観察,特に酸性pH域においてCAR不在下との違いが顕著,CAR存在下では超沈殿による濁度の上昇が速やか,特に酸性pH域においてCAR不在下との違いが顕著。
・以上の結果,CARは死後の骨格筋において,pHが中性付近から酸性域に低下するまでの間にAMのATP分解促進,死後硬直の進行に影響。

シソーラス用語： *死後硬直 ,  *アクトミオシン ,  ATPアーゼ ,  *酵素的分解 ,  ニワトリ ,  胸筋 ,  筋線維 ,  pH【水素イオン指数】 ,  酵素活性度 ,  酸性 ,  骨格筋 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジペプチド
準シソーラス用語： *ATP分解 ,  ATP分解酵素 ,  カルシウムイオン ,  酵素分解 ,  浅胸筋 ,  超沈殿

分類 (1件)： 生肉の品質と処理  (FJ12032O)

物質索引 (1件)： カルノシン

タイトルに関連する用語 (6件)： カルノシン ,  死後硬直 ,  アクトミオシン ,  ATP ,  分解 ,  促進