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J-GLOBAL ID：202102275335615525   整理番号：21A0062172

数値および水槽実験による防波堤越流水脈の落水位置が被覆ブロックの安定性に与える影響の評価

THE NUMERICAL AND EXPERIMENTAL EVALUATION OF BREAKWATER OVERFLOW TO THE STABILITY OF ARMOUR BLOCKS OF BREAKWATERS

著者 (2件)： 鈴木樹 (パシフィックコンサルタンツ株式会社 国土基盤事業本部 港湾部) ,  細山田得三 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_727-I_732(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では2次元水路において定常越流実験を実施し,越流水の落水位置を変更してブロックに作用する流体力の影響を調べた.また,粒子法による数値実験で実験の流況を再現して被覆ブロックの被災状況と被覆ブロックに作用する流体力の関係について明らかにした.その結果,天端ブロックに関しては被災と流体力の関連性について転倒モーメントによって定量的に説明することができ,法面ブロックに関してはブロックに直接越流水が打ち込まなくとも,マウンド上の高速流や巨大渦の影響によって被災する可能性が大きいことが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *防波堤 ,  *越流 ,  水路 ,  *ブロック ,  被覆材 ,  *安定性 ,  *水槽試験 ,  落下 ,  位置決め ,  流体力 ,  *流動解析 ,  数値解法 ,  流れ分布 ,  モーメント ,  天端 ,  斜面
準シソーラス用語： 被覆ブロック ,  粒子法 ,  転倒モーメント

著者キーワード (5件)： overflow ,  armour block ,  falling position ,  extended structure ,  ISPH

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (7件)：

• 1) 国土交通省港湾局 : 防波堤の耐津波設計ガイドライン, 30p. (参考資料 III pp. 25-36), 2013.
• 2) 大井邦昭, 八木宏, 多田毅, 鴫原良典, 林建二郎 : 津波越流に対する防波堤の港内マウンド被覆ブロックに作用する流体力と安定性評価,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 71, No. 2, I_289-I_294, 2018
• 3) 大村智宏, 八木宏, 古市尚基, 杉松宏一, 中山哲嚴, 朝倉邦友, 本宮佑規, 門安曇, 野地雅貴, 加藤広之 : 防波堤形状が津波越流時のマウンド被覆ブロックの安定性に及ぼす影響,土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 73, No. 2, I_1015-I_1020, 2017
• 4) 岡田克寛, 池内正俊, 立脇和則, 細川善広, 鶴田修己, 細山田得三, 鈴木高二朗 : 防波堤腹付被覆工に及ぼす高波越波の影響について, 土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 73, No. 2, pp. I_997-I_1002, 2017.
• 5) 砂川透吾, 大久保陽介, 辻尾大樹, 鈴木信夫, 小笠原敏記 : 巨大津波に対する粘り強い防波堤の構造検討に関する数値解析手法の適用性: 土木学会論文集 B2(海岸工学), Vol. 70, No. 2, 2014, I_191-I_195

タイトルに関連する用語 (9件)： 数値 ,  水槽実験 ,  防波堤 ,  越流 ,  水脈 ,  落水 ,  被覆ブロック ,  安定性 ,  影響の評価