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J-GLOBAL ID：202102282919387801   整理番号：21A0062095

WRFを用いた高潮・波浪予測計算の計算時間及び予測精度についての検討

A STUDY OF COMPUTATION TIME AND ACCURACY OF THE PREDICTION OF STORM SURGE AND WAVES USING GLOBAL WRF MODEL

著者 (4件)： 白井知輝 (中央大学 理工学部都市環境学科) ,  藤原和弘 (元 中央大学大学院 理工学研究科都市人間環境学専攻) ,  渡部真史 (中央大学 理工学部都市環境学科) ,  有川太郎 (中央大学 理工学部都市環境学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_247-I_252(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,2019年台風19号を対象にWRFを用いた予測計算を行い,台風予測結果を外力として高潮・波浪推算を行った.台風19号においては,台風が日本の直近の海岸線から9001000kmの距離に到達してから予測を開始した場合,上陸前後での台風経路と台風強度を概ね再現できた.台風予測精度が高いケースでは波浪予測精度も高くなり,妥当な予測結果を得た.高潮も同様の傾向が見られたが,ピーク値は過小評価となった.台風・高潮・波浪予測において,計算時間やコストの制約の中で,可能な限り予測精度が高くなる計算条件の設定は重要であるが,その視点から検討を行った事例は少なく,今後多くの事例の蓄積により計算条件の一般化が望まれる.本研究は,計算条件設定の一般化に向けた,1つの事例蓄積としての位置づけにある.(著者抄録)

シソーラス用語： *台風 ,  予測 ,  *高潮 ,  *波浪 ,  モデル ,  気象 ,  アメリカ合衆国 ,  精度 ,  天気予報 ,  高潮推算 ,  波浪推算 ,  予測精度
準シソーラス用語： WRF ,  *WRFモデル

著者キーワード (4件)： Global WRF model ,  storm surge & waves ,  prediction ,  computation time

分類 (3件)： 大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R) ,  波浪,潮流  (DC06040R) ,  気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (15件)：

• 1) 吉野純,荒川悟,豊田将也,小林智尚:高解像度台風モデルによる台風強度に対する温暖化影響のシナリオ間相互比較,土木学会論文集 B2(海岸工学), vol71, No2, I-1519-I1524, 2015.
• 2) 加瀨紘熙, 筆保弘徳, 北本朝展, DanlanChen, 吉田龍二, 竹見哲也 : 深層学習を用いた台風強度推定に対する台風の特徴の影響, 日本気象学会「天気」, Volume 66, pp51-58, 2018.
• 3) D., Lakshmi Douluri and K. Annapurnaiah, : Impact of Microphysics Schemes in the Simulation of Cyclone Hudhud using WRF-ARW model, International Journal of Oceans and Oceanography ISSN0973-2667, Volume 10, pp. 49-59, 2016.
• 4) 森信人,澁谷容子,竹見哲也,金洙列,安田誠宏,丹羽竜也,辻尾大樹,間瀬肇:2013年台風30号による高潮の予測可能性と再解析精度,土木学会論文集 B2(海岸工学), vol70, No2, I-246-I250, 2014.
• 5) 森信人,竹見哲也,金洙列,澁谷容子,安田誠宏,中条壮大,二宮順一,志村智也:高解像度大気モデルと高潮・波浪結合モデルを用いた2018年台風21号による高潮波浪の予測実験,土木学会論文集B2(海岸工学), vol75, No2, I-283-I288, 2019.

タイトルに関連する用語 (5件)： WRF ,  高潮 ,  波浪予測 ,  計算 ,  予測精度