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J-GLOBAL ID：202102288713343385   整理番号：21A0785047

海水標準物質の現状と将来展望-栄養塩CRMをはじめとして-

Current situation and future perspective for environmental standards of seawater: commencing with Certified Reference Materials (CRMs) for nutrients

著者 (25件)： 村田昌彦 (海洋研究開発機構 海洋観測研究セ) ,  青山道夫 (海洋研究開発機構 海洋観測研究セ) ,  青山道夫 (筑波大 アイソトープ環境動態研究セ) ,  チョン千香子 (産業技術総合研 計量標準総合セ) ,  三浦勉 (産業技術総合研 計量標準総合セ) ,  藤井武史 (KANSOテクノス 計測分析所) ,  光田均 (KANSOテクノス 計測分析所) ,  北尾隆 (KANSOテクノス 計測分析所) ,  笹野大輔 (気象庁 地球環境・海洋部) ,  中野俊也 (長崎地方気象台) ,  永井直樹 (気象庁 地球環境・海洋部) ,  児玉武稔 (水産研究・教育機構 水産資源研) ,  葛西広海 (水産研究・教育機構 水産資源研 釧路拠点) ,  清本容子 (水産研究・教育機構 水技研) ,  瀬藤聡 (水産研究・教育機構 水産資源研) ,  小埜恒夫 (水産研究・教育機構 水産資源研) ,  横川真一朗 (マリン・ワーク・ジャパン) ,  有井康博 (マリン・ワーク・ジャパン) ,  曽根知実 (マリン・ワーク・ジャパン) ,  石川賀子 (マリン・ワーク・ジャパン) ,  芳村毅 (北大 大学院水産科学研究院) ,  内田裕 (海洋研究開発機構 海洋観測研究セ) ,  田中辰弥 (マリン・ワーク・ジャパン) ,  粥川洋平 (産業技術総合研 計量標準総合セ) ,  脇田昌英 (海洋研究開発機構 むつ研)
資料名： 海の研究  (Oceanography in Japan)
巻： 29  号： 5  ページ： 153-187  発行年： 2020年09月15日 
JST資料番号： L1426A  ISSN： 0916-8362  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・海洋中の栄養塩は海洋の物質循環指標としても有用なため継続的に測定されてきたが,データの比較可能性を保証する標準物質がなかったことから環境変動の解析は不可能。
・日本で開発された海水標準物質である栄養塩認証標準物質(CRM)は世界標準として普及しつつあり,海洋環境の長期変動の検出も実現可能性。
・本稿では,栄養塩CRMの開発と普及についての経過を概説し,併せて栄養塩分析の現場での利活用状況を紹介。
・また,栄養塩CRMのために処理された海水中の炭酸系CRMや他の溶存成分について紹介し,今後の課題と将来の展望についても言及。

シソーラス用語： *認証標準物質 ,  *栄養塩類 ,  海水 ,  *海洋循環 ,  海洋環境 ,  気候変動 ,  国際協力 ,  観測所 ,  トレーサビリティ ,  精密測定 ,  *海洋物質循環 ,  化学的測定
準シソーラス用語： 化学計測 ,  観測点

分類 (1件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

引用文献 (67件)：

• Aminot, A., and D. S. Kirkwood (1995): Report on the result of the fifth ICES inter-comparison study for nutrients in seawater. ICES Cooperative Research Report no. 213. 79 pp.
• Anderson, L. A., and J. L. Sarmiento (1994): Redfield ratios of remineralization determined by nutrient data analysis. Global Biogeochemical Cycles, 8, 65-80. 10.1029/93GB03318
• Aoyama, M., S. Becker, M. Dai, H. Daimon, L. I. Gordon, H. Kasai, R. Kerouel, N. Kress, D. Masten, A. Murata, N. Nagai, H. Ogawa, H. Ota, H. Saito, K. Saito, T. Shimizu, H. Takano, A. Tsuda, K. Yokouchi, and A. Youenou (2007): Recent comparability of oceanographic nutrients data: Results of a 2003 intercomparison exercise using reference materials. Anal. Sci., 23, 1151-1154. 10.2116/analsci.23.1151
• Aoyama, M., A. G. Dickson, D. J. Hydes, A. Murata, J. R. Oh, P. Roose, and E. M. S. Woodward (Eds.) (2010b): Comparability of nutrients in the world's ocean. MOTHER TANK, Tsukuba, Japan, 148 pp.
• Aoyama, M., H. Ota, M. Kimura, T. Kitao, H. Mitsuda, A. Murata, and K. Sato (2012): Current status of homogeneity and stability of the reference materials for nutrients in seawater, Anal. Sci., 28, 911-916. 10.2116/analsci.28.911

タイトルに関連する用語 (6件)： 海水 ,  標準物質 ,  現状 ,  将来展望 ,  栄養塩 ,  CRM