文献
J-GLOBAL ID:202102291706511872   整理番号:21A0132359

東北地域で春に播種したタマネギ(Allium cepa L.)品種の生育と鱗茎発育に関する比較研究

A Comparative Study on the Growth and Bulb Development of Several Onion (Allium cepa L.) Cultivars Sown in Spring in the Northeast Region of Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 586-592(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
タマネギ(Allium cepa L.)は,世界的に最も重要な野菜の1つである。日本では,2つの異なる栽培法(春播きと秋播き)で栽培されている。日本の北東部に位置する東北地方におけるタマネギの伝統的な栽培方法は,秋播きであるがタマネギ生産性が低かった。最近,この地域でのタマネギの春播き栽培法が確立され,本来のタマネギ生産時期以外での生産性が改善された。春播き栽培法をより良く理解するために,成長期間を通して,一般栽培されているタマネギ8品種(‘ターボ’,‘オーロラ’,もみじ No.3’,‘マルソー’,‘オホーツク 222’,‘きたもみじ 2000’,‘スーパーきたもみじ’,‘ガニソン’)の植物体成長と鱗茎発育について調べた。その結果,この栽培方法では,同じ環境条件下で,同時期に,比較的長日長性品種と中間日長性品種を栽培して比較できることが示された。タマネギ鱗茎の発育は,長日長の間に誘発されて持続し,各栽培品種の鱗茎発育のための臨界日長より長いかまたは短い日長によって阻害された。この機構を解明するために,鱗茎発育に関連するAcFTsの発現解析を行った。発現分析の結果から,AcFT1が栽培品種の成熟に伴って発現し,この遺伝子発現が栽培品種の成熟型と鱗茎発育の指標として使用できることが示された。本試験結果から,タマネギが鱗茎発育の臨界日長に応答し,鱗茎形成率が2を大きく超える前に鱗茎発育を開始することが示された。この計量値は,鱗茎発育の指標として使用できると考察された。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (3件):
分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  作物の品種  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (24件):
  • Aoba, T. 1964. Studies on bulb formation and dormancy in the onion. VIII. The effect of the length of short-day period before bulbing and the length of long-day period before harvest on bulb formation and sprouting of planted bulbs. J. Japan. Soc. Hort. Sci. (Japan) 33: 46-52 (In Japanese with English abstract).
  • Boyhan, G. E., R. L. Torrance, J. Cook, C. Riner and C. R. Hill. 2009. Sowing date, transplanting date, and variety effect on transplanted short-day onion production. Horttechnology 19: 66-71.
  • Brewster, J. L. 1982. Growth, dry matter partition and radiation interception in an overwintered bulb onion (Allium cepa L.) crop. Ann. Bot. 49: 609-617.
  • Brewster, J. L. 2008. Physiology of crop growth, development and yield. p. 123-135. In: J. L. Brewster (eds.). Crop Production Science in Horticulture. Vol. 15. Onions and other vegetable alliums 2nd edition. CABI, Wallingford, Oxfordshire, UK.
  • Brewster, J. L., F. M. Mondal and G. E. L. Morris. 1986. Bulb development in onion (Allium cepa L.) IV. Influence on yield of radiation interception, its efficiency of conversion, the duration of growth and dry-matter partitioning. Ann. Bot. 58: 221-233.
もっと見る

前のページに戻る