抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太陽活動領域の極端紫外線画像で遠隔観測する小規模移動強度増強は,活性領域移動カンプファイア(ARMCs)として参照され,局所プラズマ温度と/または密度増強に関係する。それらの動力学は,全冠状プラズマにおける物理的過程によって駆動される。ARMCsの以前の研究は,それらがバックグラウンド音速付近で特性速度を有することを示した。本研究の主目的は,2つの観測ミッション,SDO/AIAおよびHi-C2.1からのEUV画像の同時解析を行うことである。SDO/AIAとHi-C2.1データの両者のクロスバリデート解析の目的は,観察された移動特性が,研究した活性領域,AR12712にどのように分布するかを明らかにし,異なる物理的特性を持つARMCsの異なるグループの存在を試験した。前報で開発した強度重心収束と追跡の統計的モデルを用いた。さらに,移動ARMCsの観察された複合体に適合するGauss混合モデルを作成し,異なるARMC群の存在を明らかにし,これらの異なる群の物理的特性を研究した。SDO/AIAの171AA,193AAおよび211AAチャネルからのデータにおいて,著者らはブロブ強度と速度プロファイルの両方に関してARMCsのいくつかのグループを同定した。そのようなグループの存在は,Hi-C2.1からの172のAAデータセットの交差検証によって確認される。本論文で研究したARMCsは,冠状ループにおける典型的音速の範囲において,特性速度を持った。したがって,これらの移動物体は,磁気再結合サイトからのよく知られた高速Alfv’enic速度噴流とは異なっている。これは,ARMCsが活性領域磁気構造(ストランド)に沿って伝播するという事実によっても証明された。ARMCイベントの発見された統計的グループ化の性質は知られていない。【JST・京大機械翻訳】