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J-GLOBAL ID:202202241910004246   整理番号:22A0667690

ウメ(Prunus mume)品種における亜集団と関連した有機酸,糖及び揮発性化合物の表現型多様性

Phenotypic Diversity of Organic Acids, Sugars and Volatile Compounds Associated with Subpopulations in Japanese Apricot (Prunus mume) Cultivars
著者 (6件):
資料名:
巻: 91  号:ページ: 33-41(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ウメ(Prunus mume)品種は,種々の形態学的形質及びヒトの嗜好性に基づいて,実採り用,小粒実採り用,観賞用のようないくつかの亜集団に分類されている。最近のゲノムワイド分析によって,これらの亜集団がいくつかの遺伝的分化を示すことが知られているが,果実形質については調査の余地があることが示された。そこで,ウメ(P.mume),アンズ(P.armeniaca)及びそれらの種間雑種の様々な品種において,糖,有機酸及び揮発性化合物含有量・組成のようないくつかの果実形質の表現型多様性を調査した。その結果,ウメ品種は多様な表現型変異を示し,いくつかの果実形質は異なる亜集団と関連しているように見えた。調査した結果,実採り用品種は,糖,及びラクトンやエステルのような好ましい揮発性化合物の含有量が高いようであった。また,京都府の地方品種である‘城州白’は,大きな果実,高有機酸含有量及び好ましい揮発性化合物を含む,望ましい果実形質を有することが明らかになった。さらに,種間交雑は,果実形質に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。これらの結果から,ウメの果実特性に幅広い多様性が見られ,糖と揮発性化合物が実採り用品種と関連があることが示された。これらの知見は,新しいウメ品種育成の手助けになるものと考察した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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果実とその加工品  ,  作物の品種  ,  食品の化学・栄養価 
引用文献 (23件):
  • Baltussen, H. A., F. David, P. J. F. Sandra, J. G. M. Janssen and C. A. M. G. Cramers. 1999. Equilibrium sorptive enrichment on poly (dimethylsiloxane) particles for trace analysis of volatile compounds in gaseous samples. Anal. Chem. 71: 5193-5198.
  • Hayashi, K., K. Shimazu, H. Yaegaki, M. Yamaguchi, H. Iketani and T. Yamamoto. 2008. Genetic diversity in fruiting and flower-ornamental Japanese apricot (Prunus mume) germplasms assessed by SSR markers. Breed. Sci. 58: 401-410.
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  • Ishida, M. 2001. Volatile compounds of umeboshi. The Koryo 211: 139-156 (In Japanese with English abstract).
  • Kakiuchi, N., K. Ishikawa, S. Moriguchi, H. Kyotani and M. Yoshida. 1985. Changes in organic acid and free amino acid compositions of “Mume” fruits relation to variety and harvest maturity. Nippon Shokihin Kogyo Gakkaishi 32: 669-676 (In Japanese with English abstract).
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