抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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cCFRP(連続炭素繊維強化プラスチック)を用いた3D印刷製品は,十分な寸法精度を有していない。以前の研究は,3D印刷cCFRPの寸法精度がノズル直径により影響されることを示している。より小さな直径ノズルは,より高い寸法精度をもたらす。しかし,より小さな直径のノズルを用いた3D印刷cCFRPの機械的特性に関する研究はない。本研究では,より小さな直径ノズルを用いて,3D印刷連続繊維CFRPの機械的性質に及ぼすノズル直径の影響を調べた。より小さな直径ノズルを用いた3D印刷cCFRP試験片の寸法精度と表面粗さを測定した。繊維配向角を測定するために画像解析を行なった。3D印刷繊維束の電気抵抗も測定し,繊維破壊を調べた。さらに,一方向CFRP試験片の引張試験と4点曲げ試験を行なった。その結果,小径ノズルを使用することで寸法精度と表面粗さが向上した。繊維うねりは減少した。対照的に,繊維束の破壊は増加した。小径ノズルを使用することにより曲げ弾性率が増加したことは,曲げ剛性が向上したことを示している。(翻訳著者抄録)