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J-GLOBAL ID：202202262676620261   整理番号：22A1007549

淡水環境での腐食生成物中の微生物群集構造の遷移

Transition of microbial communities during the progression of corrosion

著者 (6件)： 若井暁 (海洋研究開発機構) ,  江野七海 (INPEX) ,  水上裕貴 (INPEX) ,  砂場敏行 (INPEX) ,  宮永一彦 (東京工大) ,  宮野泰征 (秋田大 大学院理工学研究科)
資料名： 材料とプロセス(CD-ROM)  (Current Advances in Materials and Processes (CD-ROM))
巻： 35  号： 1  ページ： ROMBUNNO.D32  発行年： 2022年03月01日 
JST資料番号： X0994B  ISSN： 1882-8922  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・微生物による金属腐食の加速現象の実態を明らかにするために,実機プラントの工業用水系設備に各種金属材料を浸漬し,連続的に腐食挙動と微生物群集構造を解析。
・炭素鋼,鋳鉄,ステンレス鋼を河川水由来工業用水受水ピットに長期浸漬。
・腐食生成物除去後に秤量で腐食速度を求め表面形状を計測し,試片表面から回収した微生物,腐食生成物のDNAを分析。
・ステンレス鋼では目視可能な腐食孔等は発生せず,炭素鋼,鋳鉄では全面腐食が進行するが,その速度は時間と共に低減し,鋼種,時間による腐食形態の違いも解説。
・単一サンプル堆積物中微生物種は長期滞留により多様性が高くなり,また複数サンプル間の微生物種多様性は季節変動の影響下の微生物群集構造を呈し,鋼種毎の特徴を分析。

シソーラス用語： *腐食生成物 ,  *生物腐食 ,  微生物 ,  炭素鋼 ,  鋳鉄 ,  ステンレス鋼 ,  *工業用水 ,  浸漬試験 ,  腐食速度 ,  DNA【核酸】 ,  全面腐食 ,  生物多様性 ,  季節的変動 ,  ミクロフローラ ,  生化学的分析 ,  河川水 ,  形状測定 ,  表面性状
準シソーラス用語： DNA分析 ,  *微生物誘起腐食 ,  微生物群集構造 ,  表面形状測定

分類 (1件)： 腐食基礎理論,腐食試験  (WB03020Q)

引用文献 (12件)：

• S. Wakai: In Electron-Based Bioscience and Biotechnology. (eds Ishii, M. & Wakai, S.) Springer, Singapore (2020), 145. https://doi.org/10.1007/978-981-15-4763-8_11.
• H.T. Dinh, J. Kuever, M. Mußmann, A.W. Hassel, M. Stratmann, and F. Widdel: Nature, 427 (2004), 829. https://doi.org/10.1038/nature02321.
• T. Uchiyama, K.Ito, K. Mori, H. Tsurumaru, and S. Harayama, S: Appl. Environ. Microbiol., 76 (2010), 1783. https://doi.org/10.1128/AEM.00668-09.
• K. Mori, H. Tsurumaru, and S. Harayama, S: J. Biosci. Bioeng., 110 (2010), 426. https://doi.org/10.1016/j.jbiosc.2010.04.012.
• J.M. McBeth, B.J. Little, R.I. Ray, K.M. Farrar, and D. Emerson: Appl. Environ. Microbiol., 77 (2011), 1405. https://doi.org/10.1128/aem.02095-10.

タイトルに関連する用語 (5件)： 淡水 ,  環境 ,  腐食生成物 ,  微生物群集構造 ,  遷移