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J-GLOBAL ID：202202262799792559   整理番号：22A0940448

原始太陽系の解剖学 宇宙物質の分析・解析による太陽系の起源と進化の解明

Anatomy of protosolar system How to analyze origin and evolution of the Solar System from astromaterials

著者 (1件)： 圦本尚義 (北海道大学 大学院理学院自然史科学専攻)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 91  号： 3  ページ： 134-143(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宇宙物質の中には,約46億年前の太陽系開闢(かいびゃく)時の現象を記録しながら形成され,当時の姿のまま保存されている粒子が残っていることがある.その粒子の化学組成,構成鉱物,同位体組成をサブミクロンの解像度で分析し,その結果を解析することにより,形成当時の物理化学環境とその時間変動を特定できる.本稿では,太陽系最古の物質CAIを例に取り,走査型電子顕微鏡法による化学組成分析・後方散乱電子回折,2次イオン質量分析・同位体顕微鏡法による同位体分析・年代分析,原始太陽系環境を模擬した室内実験によるCAI形成基礎実験により複合解析した結果から,太陽系の起源と進化をどう解明していくかを説明する.(著者抄録)

シソーラス用語： *原始太陽系 ,  宇宙空間 ,  *粒子 ,  化学組成 ,  鉱物 ,  同位体存在比 ,  分解能 ,  経時変化 ,  固体包有物 ,  電子顕微鏡観察 ,  電子回折 ,  *二次イオン質量分析 ,  走査電子顕微鏡法
準シソーラス用語： *CAI ,  *宇宙 ,  起源 ,  後方散乱電子回折 ,  時間変動 ,  室内実験 ,  走査型電子顕微鏡法 ,  *同位体組成

分類 (2件)： 宇宙論  (DB07000D) ,  堆積岩岩石学  (DE05040Q)

引用文献 (29件)：

• 1) H. Yurimoto, K. Abe, M. Abe, M. Ebihara, A. Fujimura, M. Hashiguchi, K. Hashizume, T.R. Ireland, S. Itoh, J. Katayama, C. Kato, J. Kawaguchi, N. Kawasaki, F. Kitajima, S. Kobayashi, T. Meike, T. Mukai, K. Nagao, T. Nakamura, H. Naraoka, T. Noguchi, R. Okazaki, C. Park, N. Sakamoto, Y. Seto, M. Takei, A. Tsuchiyama, M. Uesugi, S. Wakaki, T. Yada, K. Yamamoto, M. Yoshikawa, and M.E. Zolensky: Science 333, 1116 (2011).
• 2) J.N. Connelly, M. Bizzarro, A.N. Krot, Å. Nordlund, D. Wielandt, and M.A. Ivanova: Science 338, 651 (2012).
• 3) K. Lodders: Astrophys. J. 591, 1220 (2003).
• 4) S. Wada, N. Kawasaki, C.K. Park, and H. Yurimoto: Geochim. Cosmochim. Acta 288, 161 (2020).
• 5) H. Yurimoto, A.E. Rubin, S. Itoh, and J.T. Wasson: Meteorit. Planet. Sci. (2021) [https://doi.org/10.1111/maps.13652].

タイトルに関連する用語 (7件)： 原始太陽系 ,  解剖学 ,  分析 ,  解析 ,  太陽系 ,  起源 ,  進化