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J-GLOBAL ID：202202281375248008   整理番号：22A1066789

プライミング効果における倒立効果による食のジェンダーステレオタイプの視覚処理過程の検討

Effect of visual processing of gender stereotypes on food examined by inversion effect in semantic priming

著者 (3件)： 櫻井美穂 (立命館大 大学院食マネジメント研究科) ,  木村敦 (日本大 危機管理) ,  和田有史 (立命館大 大学院食マネジメント研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 121  号： 381(HIP2021 59-77)  ページ： 48-53 (WEB ONLY)  発行年： 2022年02月20日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品ジェンダーステレオタイプ(GS)が意味プライミング課題により測定できることが報告されている(Kimura et al,2009,2012)。本研究では食品画像によるGSが,画像の全体的な構造が影響しているのかどうかを検討するために,意味プライミング課題における倒立効果を測定した。実験1では食品画像の正立・倒立画像をプライム刺激として男性名・女性名をターゲット刺激し,GSと倒立効果を見出した。この結果から,画像の倒立効果によって名前判断が遅延したため,画像の全体的情報処理が名前の判断に影響を及ぼすことが示唆された。実験2では,その影響がGS特有の物かどうかを検討するために,同様の画像を用いて和食洋食名をターゲット刺激とした実験を行った。この実験2では,プライムとターゲットが一致している条件で,和食洋食名判断に画像の全体的情報処理が関与していることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： 記憶 ,  行動 ,  *食品 ,  性差 ,  刺激 ,  *視覚 ,  *人間情報処理系 ,  データ解析 ,  反応時間
準シソーラス用語： ステレオタイプ行動 ,  プライミング効果 ,  画像刺激

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (11件)：

• 小松佐穂子, 箱田裕司 ”表情認知と人物認知の非対称的関 係に 与える 倒立効 果およ びネガ 効果 ” 認知心理学研究, Vol.9, no.1, pp.37-44, Oct.2011 (雑誌例 1)
• A. Martin, L.L. Chao “Semantic memory and the brain: structure and processes” Current Opinion in Neurobiology, Vol.11, no.2, pp.194-201, Apr.2001
• Barker, M. E., Tandy, M., & Stookey, J. D. “How are consumers of low-fat and high fat diets perceived by those with lower and higher fat intake?” Appetite, Vol.33, pp.309-317, Dec.1999
• J.A. Bargh, T.L. Chartrand “Studying the mind in the middle: a practical guide to priming and automaticity research H. Reis, C. Judd (Eds.)” Handbook of research methods in social psychology, Cambridge University, New York ,2000
• A. Kimura, Y. Wada, S. Goto, D. Tsuzuki, D. Cai, T. Oka, I. Dan “Implicit gender-based food stereotypes. Semantic priming experiments on young Japanese.” Appetite, Vol.52, no.2, pp.51-54, Apr.2009

タイトルに関連する用語 (4件)： プライミング効果 ,  食 ,  視覚 ,  処理過程