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J-GLOBAL ID:202202285447239664   整理番号:22A0881826

高精度変位計測装置の大気球環境での機能実証(2021年度飛翔実験)

Demonstration Experiment of Alignment Monitor (DREAM)-FY2021-
著者 (15件):
資料名:
号: 21-003  ページ: 35-49 (WEB ONLY)  発行年: 2022年02月18日 
JST資料番号: U1011A  ISSN: 2433-2216  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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将来の大型高精度構造物の実現のために,著者らは高精度変位計測装置の研究開発を行っている.特に,X線望遠鏡の支持構造など,1次元的に細長い構造の両端の相対位置の計測に焦点を当てている.変位計測装置は,レーザ光源,ビームスプリッタ,レトロリフレクタ,PSD(Position Sensitive Device)からなる.レーザ光源とレトロリフレクタは,相対位置を計測する基準とターゲットに取り付けられる.開発中の変位計測装置は,実利用に先んじて,大型天文衛星の地上試験に使用され,その有用性が確かめられた.宇宙や成層圏での天文観測において実際に使用するためには,それぞれの環境での適合性を確認する必要がある.そこで,大気球実験における天文観測機器での利用を想定し,成層圏環境での機能実証を試みた.2021年7月9日に,大気球実験:DREAM(DemonstRation Experiment of Alignment Monitor)を実施した.最高高度は29km,フライト時間は2時間54分であった.気球ゴンドラのサイズ制約から,レーザ光源とレトロリフレクタ間の距離は1mとした.気球実験を通じて,成層圏の気球実験環境下において本変位計測装置が正常に機能することが確かめられた.実験においては,上空で計測対象(レトロリフレクタ)に所定の変位を与えるために,人工的な周期的熱膨張を発生させた.計測された温度から推定された変位と,変位計測装置によって計測された変位の差は0.4μmRMSであった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器 
引用文献 (11件):
  • L. Puig, A. Barton, and N. Rando, “A review on large deployable structures for astrophysics mission,” Acta Astronautica, Vol.67, 2010, pp.12-26.
  • W. Keith Belvin, “Advances in Structures for Large Space Systems,” AIAA-2004-5898, Space 2004 Conference and Exhibit, 2004.
  • 高橋弘充他, “硬X線集光偏光計X-Calibur気球実験の2018年フライトと将来計画,” 第19回宇宙科学シンポジウム, 2019.
  • 佐々木彩奈他, “気球搭載型遠赤外線干渉計(FITE)干渉光学系の進捗報告,” 第17回宇宙科学シンポジウム, 2017.
  • 中澤知洋,FORCE WG,“FORCE衛星システム検討の現状,” 第21回宇宙科学シンポジウム, 2021.
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