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J-GLOBAL ID：202302218028536518   整理番号：23A0151378

リュウグウvs炭素質コンドライト:有機物の赤外分光分析からの知見

Organic matter in Ryugu vs. carbonaceous chondrites: IR spectroscopic perspectives

著者 (20件)： 癸生川陽子 (横浜国大) ,  DARTOIS E. (Inst. des Sci. Moleculaires d’Orsay) ,  QUIRICO E. (Univ. Grenoble Alpes) ,  BONAL L. (Univ. Grenoble Alpes) ,  ENGRAND C. (IJCLab) ,  DUPRAT J. (Museum National d’Histoire Naturelle) ,  MATHURIN J. (Inst. Chimie Physique) ,  DAZZI A. (Inst. Chimie Physique) ,  DENISET-BESSEAU A. (Inst. Chimie Physique) ,  薮田ひかる (広島大) ,  圦本尚義 (北大) ,  中村智樹 (東北大) ,  野口高明 (京大) ,  岡崎隆司 (九大) ,  奈良岡浩 (九大) ,  坂本佳奈子 (宇宙航空研究開発機構) ,  橘省吾 (宇宙航空研究開発機構) ,  橘省吾 (東大) ,  渡邊誠一郎 (名古屋大) ,  津田雄一 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 69th  ページ： p.103-(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： はやぶさ2ミッションによりC型小惑星リュウグウからサンプルが持ち帰られ,2021年6月から1年間初期分析が行われた。固体有機物分析サブチームの一環として,採集地点の異なる2種類の粒子(チャンバーA,C)及びこれらから抽出された不溶性有機物(IOM)の赤外分光分析を行った。リュウグウのIOMの赤外スペクトルにはいくつか異なるものがみられた。主要なものは,熱を受けていない炭素質コンドライトのIOMと似ているが,より高いCH2/CH3比と脂肪族CH/芳香族C=C比を示した。一方で,A0106とC0107から抽出されたIOMには,コンドライトIOMとは異なる特徴を示すものもあった。これらはN-Hのピークをもつほか,脂肪族C-HやC=Oのピークがみられた。また,C0109から抽出されたIOMには,脂肪族C-Hのほか,芳香族やC-Oのシャープなピークをもつものがみられた。このようなリュウグウの特徴は,地球期間の長い炭素質コンドライトでは失われている成分を反映している可能性がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *小惑星 ,  隕石母天体 ,  *炭素質コンドライト ,  *有機物 ,  不溶性 ,  赤外スペクトル ,  化学分析 ,  赤外分光分析 ,  化学的性質 ,  地球化学 ,  宇宙化学 ,  惑星探査 ,  試料採取 ,  *リュウグウ ,  サンプルリターンミッション
準シソーラス用語： サンプルリターン ,  地球化学的特徴

分類 (1件)： 有機地球化学  (DD01043K)

タイトルに関連する用語 (5件)： リュウグウ ,  Vs ,  炭素質コンドライト ,  有機物 ,  赤外分光分析