抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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レトルトパウチの大豆ミート(ミンチタイプ)を用いて,動物性副材料を使用した大豆ミートハンバーグと動物性副材料を使用しない植物性のみの大豆ミートハンバーグを調製し,合いびき肉ハンバーグと比較した。大豆ミートを用いた2種類のハンバーグは,焼成後も直径ならびに厚みが変わらなかった。また,焼成10分後の液体の放出量が少なかった。これは,大豆ミートの脂質含量の少なさが関係していると考えられる。植物性のみハンバーグでは2時間後の液体の放出量が多かった。これは副材料の野菜類からの放水によると考えられる。大豆ミートを用いた2種類のハンバーグの物性は,やわらかくて脆かった。官能評価では,大豆ミートを用いた2種類のハンバーグはかたい,パサつく,ばらける,おいしさや総合評価は好ましくないと評価された。以上より,大豆ミートを用いたハンバーグは,調理方法や副材料のさらなる検討と共に,肉の代用としてではない「新しい料理」としての認識の普及が必要であると考えられる。(著者抄録)