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J-GLOBAL ID:200903013922558442
オニウムボレートとベンゾフェノンとを含む新規な重合及び/又は架橋開始剤系
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
倉内 基弘 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2000504172
Publication number (International publication number):2001510861
Application date: Jul. 22, 1998
Publication date: Aug. 07, 2001
Summary:
【要約】本発明はモノマー、オリゴマー及び/又はポリマーの陽イオン型プロセスによる重合及び/又は架橋反応触媒現象の分野に関するものである。特に、少なくとも1種のオニウムボレートと少なくとも1種のベンゾフェノンとからなる新規な重合及び/又は架橋開始剤系が、生産性及び製造の一層高い緊急性を満たすべく検討されている。前記分極開始剤は、特に、有機及び/又は珪素マトリックス或いは必要に応じアクリルモノマー、オリゴマー、ポリマーのマトリックスに基づく樹脂及び/又は複合材料を作成すべく使用される。
Claim (excerpt):
(1)(i)陽イオン種類は式(I)[(R1)n-I-(R2)m]+ (I)[式中、-基R1は同一でも異なってもよく炭素環式若しくは複素環式C6〜C20アリール基を示し、前記複素環式基は異原子として窒素及び/又は硫黄を含むことができ、-基R2は同一でも異なってもよくR1、線状若しくは分枝鎖のC1〜C30アリキル基又は線状若しくは分枝鎖のC1〜C30アルケニル基を示し、-前記基R1及びR2は必要に応じ:・線状若しくは分枝鎖のC1〜C25アルキル基、・アルコキシ基OR13、・ケトン基-(C=O)-R13、・エステル基若しくはカルボキシル基-(C=O)-R13、・メルカプト基SR13、・メルカプト基SOR13、・水素原子、線状若しくは分枝鎖のC1〜C25アルキル基、C6〜C30アリール基及びアルキルアリール基(ここでアルキル部分は線状若しくは分枝鎖であると共にC1〜C25であり、アリール部分はC6〜C30である)よりなる群から選択される基であるR13は、・ニトロ基、・塩素原子、・臭素原子及び/又は・シアノ基で置換され、-nは1〜v+1(vは沃素の原子価である)の範囲の整数であり、-mは0〜v-1の範囲の整数であり、n+m=v+1である]のオニウム塩から選択され;(ii) 陰イオン性ボレート種類は式(II):[BXaR3b]- (II)[式中、-a+bは0≦a≦4、0≦b≦4及びa+b=4となるような整数であり、-記号Xは同一でも異なってもよく:・塩素及び/又は弗素から選択されるハロゲン原子(0≦a≦3の場合)・OH基(0≦a≦2の場合)を示し、-基R3は同一でも異なってもよく:・たとえば-CF3、-OCF3、-NO2、-CN、-SO2R14、-O(C=O)-R14、-O-CnF2n+1、-CnF2n+1(ここでnは3〜20の整数である)のような少なくとも1個の電子吸引基により置換され又は少なくも2個のハロゲン原子、特に弗素原子により置換されたフェニル基、・たとえばビフェニル若しくはナフチルのような少なくとも2個の芳香族核を有し必要に応じ少なくとも1個のハロゲン原子、特に弗素原子により置換され又はたとえば-CF3、-OCF3、-NO2、-CN、-SO2R14、-O(C=O)-R14、(R14は-O-CnF2n+1、-CnF2n+1であり、nは1〜20の整数である)のような電子吸引基により置換されたアリール基を示す]を有する少なくとも1種のオニウムボレートと;(2)下式(III)〜(VI): 【化1】[式中、-n=1であればAr1は6〜18個の炭素原子を有するアリール基、テトラヒドロナフチル、チエニル、ピリジル若しくはフリル基又はF、Cl、Br、CN、OH、線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル、-CF3、-OR6、-Oフェニル、-SR6、-Sフェニル、-SO2フェニル、-COOR6、-O-(CH2-CH=CH2)、-O(CH2H4-O)m-H、-O-(C3H6O)m-H(ここでmは1〜100である)よりなる群から選択される1個若しくはそれ以上の置換基を有するフェニル基を示し、-n=2であればAr1はC6〜C12アリーレン基又はフェニレン-T-フェニレン基(ここでTは-O-、-S-、-SO2-若しくは-CH2-を示す)を示し、-Xは基-OR7若しくは-OSiR8(R9)2を示し又はR4と共に基-O-CH(R10)-を形成し、-R4は線状若しくは分枝鎖のC1〜C8アルキル基(これは未置換であるか又は基-OH、-OR6、C2〜C8アシルオキシ、-COOR6、-CF3若しくは-CNを有する)、C3若しくはC4アルケニル基、C6〜C18アリール基又はC7〜C9フェニルアルキル基を示し、-R5はR4につき示した意味の1つを有し、又は基-CH2CH2R11を示すか又は代案としてR4と共にC2〜C8アルキレン基又はC3〜C9オキサ-アルキレン若しくはアザ-アルキレン基を形成し、-R6は1〜12個の炭素原子を有する低級アルキル基を示し、-R7は水素原子、C1〜C12アルキル基、基-OH、-OR6若しくは-CN基を有するC2〜C6アルキル基、C3〜C6アルケニル基、シクロヘキシル若しくはベンジル基、適宜塩素原子又は線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル基により置換されたフェニル基又は2-テトラヒドロピラニル基を示し、-R8及びR9は同一もしくは異なるものであって、それぞれC1〜C4アルキル基若しくはフェニル基を示し、-R10は水素原子、C1〜C8アルキル基又はフェニル基を示し、-R11は基-CONH2、-CONHR6、-CON(R6)2、-P(O)(OR6)2若しくは2-ピリジルを示す]; 【化2】[式中、-Ar2はn=1である場合は式(III)におけるAr1と同じ意味を有し、-R15は基Ar2、基-(C=O)-Ar2、線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル基、C6〜C12シクロアルキル基及びケトンの炭素又は基Ar2の炭素と共にC6〜C12環を形成するシクロアルキル基よりなる群から選択される基を示し、これら基は-F、-Cl、-Br、-CN、-OH、-CF3、-OR6、-SR6、-COOR6、必要に応じ基-OH、-OR6及び/又は-CNを有する線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル基から選択される1個若しくはそれ以上の置換基により置換することができ、;さらに線状若しくは分枝鎖C1〜C8アルケニル基を示す]; 【化3】[式中、-Ar3はn=1である場合は式(III)におけるAr1と同じ意味を有し、-R16は同一でも異なってもよく基Ar3、基-(C=O)-Ar3、線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル基、C6〜C12シクロアルキル基よりなる群から選択される基を示し、これら基は-F、-Cl、-Br、-CN、-OH、-CF3、-OR6、-SR6、-COOR6、必要に応じ基-OH、-OR6及び/又は-CNを有する線状若しくは分枝鎖C1〜C12アルキル基よりなる群から選択される1個若しくはそれ以上の置換基により置換することができ、さらに線状若しくは分枝鎖C1〜C8アルケニル基を示す]; 【化4】[式中、-R5は同一でも異なってもよく式(III)におけると同じ意味を有し、-Yは同一でも異なってもよくX及び/又はR4を示し、-Zは・直接結合、・C1〜C6二価アルキレン基又はフェニレン、ジフェニレン若しくはフェニレン-T-フェニレン基、又は代案として2個の置換基R5およびこれら置換基を有する2個の炭素原子と共にシクロペンタン若しくはシクロヘキサン核を形成し、・二価の基-O-R12-O-、-O-SiR8R9-O-SiR8R9-O-若しくは-O-SiR8R9-O-を示し、-R12はC2〜C8アルキレン、C4〜C6アルケニレン若しくはキシリレン基を示し、-Ar4はn=1である場合は式(III)におけるAr1と同じ意味を有する]の1つに対応する少なくとも1種のベンゾフェノンとを含むことを特徴とする重合及び/又は架橋のための開始剤系。
F-Term (2):
Patent cited by the Patent:
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