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J-GLOBAL ID:200903036019303888

減衰力調整式油圧緩衝器

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 萼 経夫 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996315626
Publication number (International publication number):1998141416
Application date: Nov. 12, 1996
Publication date: May. 29, 1998
Summary:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力特性の調整範囲を広くし、かつ、安定した減衰力特性を得る。【解決手段】 比例ソレノイドアクチュエータ15への通電電流に応じてスプール73を移動させてポート63,66の流路面積を変化させ、シリンダ上下室間の流路面面積を直接変化させることによって、オリフィス特性を調整すると同時に、その圧力損失によってパイロット室56,57の内圧を変化させて、ディスクバルブ42,43の開弁圧力を変化させてバルブ特性を調整するので、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。パイロット室56,57は、摺動部を有していないので、油液の漏れがなく、安定した減衰力特性を得ることができる。また、リテーナディスク44,45とシールリング50,51との当接部の直径がほぼ一定となるので、パイロット圧力の受圧面積の変化をなくして安定した減衰力特性を得ることができる。
Claim (excerpt):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部まで延ばされたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって油液を流通させる主通路と、該主通路に設けられ該主通路の流路面積を調整する主減衰弁と、該主減衰弁の弁体の背面部に設けられ該弁体の閉弁方向に内圧を作用させるパイロット室と、該パイロット室と前記主通路の前記主減衰弁の上流側とを連通させる上流側通路と、該上流側通路に設けられた固定オリフィスと、前記パイロット室と前記主通路の前記主減衰弁の下流側とを連通させる下流側通路と、前記下流側通路に設けられ該下流側通路の流路面積を調整する可変オリフィスとを備えてなる減衰力調整式油圧緩衝器において、有底筒状のバルブ本体の底部の内側に同心上に突出された環状の内側シール部、外側シール部およびこれらの間の弁座と、前記内側シール部と弁座との間に連通する入口油路と、前記弁座と外側シール部との間に連通する出口油路と、内周部が前記内側シール部に固定され外周部が前記弁座に当接するディスクバルブと、該ディスクバルブ上に積層された該ディスクバルブより小径のリテーナディスクと、内周部が前記リテーナディスクの外周縁部に当接し外周部が前記外側シール部に固定された環状のシールリングと、前記リテーナディスクおよび前記ディスクバルブを前記弁座側へ押圧するばね手段と、前記バルブ本体の開口部に結合する閉塞部材とを設け、前記入口油路および出口油路によって前記主通路を構成し、前記ディスクバルブによって前記主減衰弁の弁体を構成し、さらに、前記閉塞部材と前記リテーナディスクとシールリングとで前記パイロット室を画成したことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (2)

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