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J-GLOBAL ID:200903093586087553

質量分析計を使った膜タンパク質の定量方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 廣田 雅紀
Gazette classification:再公表公報
Application number (International application number):JP2006321577
Publication number (International publication number):WO2007055116
Application date: Oct. 27, 2006
Publication date: May. 18, 2007
Summary:
本発明は細胞膜に存在する膜タンパク質を、安定同位体標識ペプチドをプローブとして用いて、質量分析により、簡便、かつ迅速に、更に、精度よく定量的に測定する方法を提供するものである。細胞膜タンパク質を断片化してオリゴペプチド断片を調製してLC-MSMSで同定し、タンパク質分解酵素により得られるペプチド及び、標的分子に特異的なペプチドを必須クライテリアとし、疎水アミノ酸の含量及び配列条件、アミノ酸残基数、特定アミノ酸配列条件等のスコアつきの選択クライテリアを設定して、スコア合計の高いペプチドを優先的に選択する定量対象ペプチド選定クライテリアによってESI法によるイオン化が可能なペプチド断片を選定し、該定量対象ペプチドと安定同位体標識ペプチドを用いて質量分析により細胞膜タンパク質を、精度よく定量する。
Claim (excerpt):
以下の(a)〜(e)の工程を含む、安定同位体標識ペプチドを用いた液体クロマトグラフ-タンデム質量分析装置(LC-MSMS)による細胞膜タンパク質の定量法: (a)分離した被定量細胞膜タンパク質を断片化してオリゴペプチド断片を調製して同定し、少なくとも(1)トリプシン、エンドプロテナーゼ、又は、ペプシンからなるタンパク質分解酵素により得られるペプチドであること、(2)標的分子に特異的なペプチド配列であること、から設定された必須クライテリアを含む定量対象ペプチド選定クライテリアによって、ESI法によるイオン化が可能な定量対象ペプチドを選定する工程、 (b)ペプチド合成法により、安定同位元素を用いて、定量対象ペプチドと同配列であり、標識化された安定同位体標識ペプチドを調製する工程、 (c)定量対象ペプチド及び安定同位体標識ペプチドを用いて、それぞれの所定濃度段階に対するLC-MSMSを用いた質量分析を行い、検量線を作成する工程、 (d)試料の被定量細胞膜タンパク質を前記タンパク質分解酵素により断片化して得られるペプチド断片に、安定同位体標識ペプチドを添加してLC-MSMSを用いた質量分析を行い、被定量細胞膜タンパク質ペプチド/安定同位体標識ペプチドのマススペクトル面積比を算出する工程、 (e)該面積比から検量線を用いて定量値を算出する工程。
IPC (1):
G01N 27/62
FI (3):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 X ,  G01N27/62 D
F-Term (17):
2G041CA01 ,  2G041DA05 ,  2G041EA04 ,  2G041EA12 ,  2G041FA12 ,  2G041FA13 ,  2G041FA22 ,  2G041FA23 ,  2G041FA24 ,  2G041FA25 ,  2G041GA09 ,  2G041HA01 ,  2G041JA02 ,  2G041JA04 ,  2G041KA01 ,  2G041LA08 ,  2G041MA01
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (4)
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