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J-GLOBAL ID:201003024341002896

糖ペプチド構造解析方法及び装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 小林 良平
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2009104671
Publication number (International publication number):2010256101
Application date: Apr. 23, 2009
Publication date: Nov. 11, 2010
Summary:
【課題】目的の糖ペプチド由来のイオンをプリカーサイオンとしたMS/MSスペクトルに基づくデータベース検索により、糖ペプチドを構成するペプチドのアミノ酸配列と糖鎖結合部位とを高い信頼度で推定する。【解決手段】MSスペクトルから糖ペプチド由来のイオンを見つけてMS/MSスペクトルを取得し(S1〜S3)、該スペクトルから全ての糖鎖が脱離したペプチドに帰属される、及び、糖による単純な修飾を受けたペプチドに帰属されるプロダクトイオンを抽出し、各プロダクトイオン以下のm/zを持つピークのリストをそれぞれ作成する(S4,S5)。S4で判明する修飾条件(糖の種類)を検索条件としピークリストをデータベース検索に供し、一致度の高いペプチドの候補をリスト化する(S6〜S8)。各ピークリストの検索結果を総合的に判定し、アミノ酸配列及び糖鎖結合部位の候補のリストを表示する(S9)。【選択図】図2
Claim (excerpt):
MS/MS分析可能な質量分析装置を用いて糖ペプチドを構成するペプチドと糖鎖結合部位とを同定する糖ペプチド構造解析方法であって、 a)被検試料をMS分析して得られたMSスペクトル中に現れる糖ペプチド由来のイオンを見つけ、該イオンをプリカーサイオンとして選定して前記被検試料に対するMS/MS分析を実行し、MS/MSスペクトルを取得する分析実行ステップと、 b)前記分析実行ステップにより得られたMS/MSスペクトルから、全ての糖鎖が脱離したペプチドに帰属されるプロダクトイオンと糖による単純な修飾を受けたペプチドに帰属されるプロダクトイオンとを探索し、その複数のプロダクトイオン毎にそれぞれ、前記MS/MSスペクトル中でそのプロダクトイオンの質量電荷比以下の質量電荷比を有するイオンピークを列挙したピークリストを作成するピークリスト作成ステップと、 c)前記ピークリスト作成ステップにおいてプロダクトイオンを探索する際に想定された修飾条件と前記ピークリストとを検索条件として、同定用データベースを用いたデータベース検索を実行するデータベース検索実行ステップと、 d)前記データベース検索により、複数のピークリストに対し一致度が相対的に高いとの結果が得られたペプチドのアミノ酸配列及び糖鎖結合部位に関する情報を出力する結果提供ステップと、 を有することを特徴とする糖ペプチド構造解析方法。
IPC (1):
G01N 27/62
FI (2):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 Y
F-Term (12):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041DA05 ,  2G041FA10 ,  2G041FA12 ,  2G041FA13 ,  2G041GA04 ,  2G041GA06 ,  2G041GA08 ,  2G041GA09 ,  2G041KA01 ,  2G041LA07
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (5)
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