Pat
J-GLOBAL ID:201303078904433265
グリセロールからアクロレインを合成する新規な方法
Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (2):
越場 隆
, 越場 洋
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2012545373
Publication number (International publication number):2013515042
Application date: Dec. 07, 2010
Publication date: May. 02, 2013
Summary:
【課題】グリセロールの脱水でアクロレインを合成し、この脱水時に不純物の形で作られるアセトアルデヒドをホルムアルデヒドを用いたアルドール縮合反応を組み合わせる方法。【解決手段】下記(1)〜(3)の段階から成る:(1)植物油または動物脂肪のメタノール分解で得られるグリセロール材料を脱水反応してアクロレインにする第1段階、(2)第1段階で得られた流れを冷却後、最初に第1帯域で水で洗浄し、第1段階からのガス流を凝縮し、次に第2の分留帯域で軽質アルデヒドがリッチ流を分離し、次に水リッチ流を分離し、さらにアクロレイン流を分離する第2段階、(3)上記段階で得られた軽質アルデヒドリッチ流中に含まれるアセトアルデヒドをホルムアルデヒドと反応させて下記反応のアルドール縮合反応でアクロレインリッチ流を作り、このアクロレインリッチ流を第2段階へ戻す第3段階:CH3-CHO+CH2O->CH2=CH-CHO+H2O
Claim (excerpt):
下記(1)〜(3)の段階から成るアクロレインの合成方法:
(1)植物油または動物脂肪のメタノール分解(メタノリシス、methanolysis)で得られるグリセロール材料を下記反応に従って脱水反応してアクロレインにする第1段階:
CH2OH-CHOH-CH2OH->CH2=CH-CHO+2H2O
(2)第1の段階で得られた流れを冷却後、先ず最初に、第1帯域で水で洗浄し、第1の段階で得られたガス流を凝縮し、次に、第2の分留帯域で、最初に軽質アルデヒドがリッチな流れを分離し、次に水がリッチな流れを分離し、第3番目にアクロレイン流を分離する第2段階、
(3)上記段階で得られた軽質アルデヒドがリッチな流れの中に含まれるアセトアルデヒドをホルムアルデヒドと反応させて、下記の反応スキームに従うアルドール縮合(aldol縮合)反応によって、アクロレインがリッチな流れを作り、このアクロレインがリッチな流れを第2段階へ戻す第3段階:
CH3-CHO+CH2O->CH2=CH-CHO+H2O
IPC (3):
C07C 45/52
, C07C 47/22
, C07C 45/75
FI (3):
C07C45/52
, C07C47/22 H
, C07C45/75
F-Term (28):
4H006AA02
, 4H006AC45
, 4H006AD11
, 4H006AD18
, 4H006BA02
, 4H006BA14
, 4H006BA33
, 4H006BA68
, 4H006BA85
, 4H006BC10
, 4H006BC11
, 4H006BC13
, 4H006BC31
, 4H006BD20
, 4H006BD31
, 4H006BD34
, 4H006BD40
, 4H006BD52
, 4H006BD53
, 4H006BD70
, 4H006BD84
, 4H006BE30
, 4H039CA62
, 4H039CD10
, 4H039CD40
, 4H039CF30
, 4H039CG10
, 4H039CJ10
Patent cited by the Patent: