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J-GLOBAL ID：201702230020406616   整理番号：17A0488600

Frustrated Lewis Pairs(FLPs)を用いたメタルフリーC-Hボリル化反応

Metal free C-H Borylation Reactions Using Frustrated Lewis Pairs

著者 (1件)： 高木晃 (神戸薬大)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 75  号： 4  ページ： 362-363  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Frustrated Lewis Pairs(FLPs)を用いた触媒反応およびメタルフリーC-Hボリル化の開発とその進展について解説した。FLPsを用いたヘテロリシスすることによる水素分子の活性化や,C-Hボリル化の検討の結果をまとめた。著者らは新たな分子設計を行い,空気中で安定なFLP前駆体を開発した。本FLP前駆体とカテコールボランを用いることで脱水素反応を起こし,ボレニウムイオン中間体を経由することで触媒的なC-Hボリル化が達成できると考察した。本触媒を用いてN-メチルインドールを基質とした反応を試みたところ,触媒的なC-Hボリル化に成功した。

シソーラス用語： *触媒反応 ,  開裂反応 ,  前駆体 ,  *ホウ素化 ,  有機ホウ素化合物 ,  交差カップリング反応
準シソーラス用語： *ボリル化 ,  ヘテロリシス

分類 (1件)： 有機ほう素化合物  (CF08020R)

物質索引 (3件)： 1-メチル-1H-インドール ,  N,N-ジメチル-2-[(ペンタフルオロフェニル)ボリル]アニリン ,  カテコールボラン

引用文献 (8件)：

• 1) (a) I. A. I. Mkhalid, J. H. Barnard, T. B. Marder, J. M. Murphy, J. F. Hartwig, Chem. Rev., 110, 890 (2010)
• (b) J. F. Hartwig, Acc. Chem. Res., 45, 864 (2012)
• (c) A. Ros, R. Fernândez, J. M. Lassaletta, Chem. Soc. Rev., 43, 3229 (2014)
• 2) (a) D. W. Stephan, Org. Biomol. Chem., 6, 1535 (2008)
• (b) D. W. Stephan, J. Am. Chem. Soc., 137, 10018 (2015)

タイトルに関連する用語 (2件)： メタル ,  ボリル化反応