文献

J-GLOBAL ID：201702231162628680   整理番号：17A0452025

Chaotian(中国)におけるエンド-ガダルピアン(二畳紀)における複数の硫黄同位体記録:顕生代の硫黄循環における生物擾乱の役割の意味【Powered by NICT】

Multiple sulfur isotope records at the end-Guadalupian (Permian) at Chaotian, China: Implications for a role of bioturbation in the Phanerozoic sulfur cycle

著者 (10件)： Saitoh Masafumi (Research and Development (R&D) Center for Submarine Resources, Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology (JAMSTEC), Natsushima-cho, Yokosuka 237-0061, Japan) ,  Ueno Yuichiro (Department of Earth and Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technology, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Ueno Yuichiro (Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Matsu’ura Fumihiro (Department of Earth and Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technology, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Kawamura Tetsuya (Department of Earth and Planetary Sciences, Tokyo Institute of Technology, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Isozaki Yukio (Department of Earth Science and Astronomy, The University of Tokyo, Meguro-ku, Tokyo 153-8902, Japan) ,  Yao Jianxin (Geology Institute, Chinese Academy of Geological Science, Beijing 100037, China) ,  Ji Zhansheng (Geology Institute, Chinese Academy of Geological Science, Beijing 100037, China) ,  Yoshida Naohiro (Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology, Meguro-ku, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Yoshida Naohiro (Department of Chemical Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology, Midori-ku, Yokohama 226-8503, Japan)
資料名： Journal of Asian Earth Sciences  (Journal of Asian Earth Sciences)
巻： 135  ページ： 70-79  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0267C  ISSN： 1367-9120  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 堆積性黄鉄鉱の四種硫黄同位体(~32S,~33s,~34s,および~36s)に関する最近の研究はガダリューピアン末の絶滅は硫化物深海の浅水変形によって引き起こされたことを示唆した。このシナリオはホスト堆積物からの黄鉄鉱の硫黄同位体組成は,底生生物活性により制御され,それにより堆積環境の酸化還元条件であったという仮定に基づいている。それにもかかわらず,岩相と化石相から再構成した,硫黄同位体記録と酸化還元条件との間の関係はほとんど知られていない。堆積物における生物擾乱の効果を検討する目的で,中国南部,朝天におけるエンド-ガダルピアン遷移からの堆積性黄鉄鉱の四種硫黄同位体組成を分析した。絶滅層準直下の深海相の黒色泥岩は約+0.079‰の一貫して高いΔ~33S値を持ち,無酸素水カラムにおける硫酸塩還元を示唆した。我々の新規データから,ガダリューピアン末の絶滅前に硫化物の深海質量の出現と一致している毒性深海の湧昇が絶滅に寄与している可能性がある。とは対照的に,有酸素条件の下で堆積した穴と浅海生砕物石灰岩は負のΔ~33S値を有していた。この異常な同位体信号は二つの異なるタイプの黄鉄鉱の混合を示す;クローズドシステムにおけるオープンシステムと他の硫酸塩還元中に発生した。生物攪乱は,堆積物中の硫酸塩を供給され,堆積物内での硫酸塩の還元とその場の硫化物析出を促進することを説明した。Chaotianにおける有酸素堆積物の負のΔ~33S値は以前のモデルと矛盾し,生物擾乱に関連した堆積性硫黄サイクルは以前に考えられていたよりも複雑であることを示した。著者らの研究はまた,より一般的には,顕生代の増加海水硫酸塩濃度における生物擾乱の役割は,以前の研究で過大評価されていた可能性があることを意味する,生物擾乱は,海洋からの増強された硫化物埋没または硫黄出力あることを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 石灰岩 ,  生物絶滅 ,  堆積環境 ,  黄鉄鉱 ,  硫酸塩 ,  *硫黄 ,  海洋 ,  深海 ,  海水 ,  *硫黄同位体 ,  同位体存在比 ,  硫化 ,  硫酸 ,  *生物擾乱 ,  *ペルム紀
準シソーラス用語： *二畳紀 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： ガダリューピアン ,  絶滅 ,  四重硫黄同位体記録 ,  生物擾乱 ,  堆積物への硫酸塩供給 ,  硫化埋没

分類 (1件)： 同位体地質学  (DD01042T)

タイトルに関連する用語 (8件)： 中国 ,  二畳紀 ,  硫黄同位体 ,  顕生代 ,  硫黄循環 ,  生物擾乱 ,  役割 ,  意味