抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東アジアの広域環境問題である大気・海洋汚染を対象とし,観測やシミュレーションを統合して汚染の実態や発生メカニズムの解明を行い,環境負荷とその応答の関係を定量的に評価できるシステムを構築を目指した。大気汚染を対象とした研究では,半球規模から北東アジア,都市域までのマルチスケールの観測を実施し,その結果に基づいて大気質モデルを改良した。また近年の大気汚染トレンドのと大気汚染に対する国内外の寄与割合の解明,オゾンの植物への影響,粒子状物質の健康影響などを明らかにした。海洋汚濁に関しては,中国長江流域での観測に基づく汚濁負荷量の予測モデルの構築,東シナ海域での観測や室内実験に基づいた陸棚域での生態系の実態解明を行い,陸域の負荷がもたらす海洋環境の応答予測モデルを構築しました。更に近未来(2030年)における大気汚染物質と水質汚濁物質の排出動態に関する将来シナリオを構築し,本プログラムで開発したマルチスケールの大気・陸域・海洋モデルを連結して,東アジアにおける環境を予測した。大気・陸域の汚染防止対策を行うことでの環境保全に対する効果を定量的に評価した。