文献

J-GLOBAL ID：201702280749421579   整理番号：17A0054184

子どもに適した家庭用家具(学習机・椅子)の設計指針に関する研究 天板の傾斜が計算作業に与える影響

著者 (5件)： 山口穂高 (岐阜県生活技術研) ,  藤巻吾朗 (岐阜県生活技術研) ,  宮川成門 (岐阜県生活技術研) ,  小澤瑞輝 (信州大 大学院理工学系研究科) ,  吉田宏昭 (信州大 繊維)
資料名： 岐阜県生活技術研究所研究報告  (Reports of the Gifu Prefectural Research Institute for Human Life Technology)
号： 18  ページ： 34-37  発行年： 2016年11月 
JST資料番号： F0615D  ISSN： 1344-896X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天板の傾斜が計算作業に与える影響を調査するために,天板の傾斜を0°,10°,20°と変化させた机で被験者に計算作業を実施させる実験を行った。その結果,90秒間の計算作業の回答数が天板に傾斜をつけることで増える傾向があった。筆記動作に関する生理計測項目において天板傾斜の影響は見られなかったが,姿勢に関する生理計測項目では天板傾斜によってより楽に体幹が起きた姿勢を保持できることが示唆された。計算作業後の質問紙による評価では10°条件で作業環境に関する評価が高かった。したがって,天板に傾斜をつけることで,通常のフラットな天板と同程度の作業性のまま,計算作業の効率や被験者が感じる作業環境,作業姿勢を改善できる可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *子供 ,  家具 ,  *机 ,  椅子 ,  傾斜 ,  *傾斜角 ,  *計算量 ,  作業環境 ,  作業性 ,  作業姿勢
準シソーラス用語： 設計指針 ,  体幹 ,  *天板

分類 (2件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B) ,  インテリアデザイン,家具  (RB05080N)

引用文献 (2件)：

• 八木佳子、 特集1: 分野別人間工学の現状と将来(3) オフィス分野における人間工学研究の現状と将来-、 人間工学、 Vol.50、 No.2、 pp.71-77、 2014.
• 高橋卓也他、 多様な事務作業に適した連動二段机の開発、 人間工学、 Vol.46、 No.2、 pp.136-143、 2010.

タイトルに関連する用語 (9件)： 子ども ,  家庭 ,  家具 ,  学習机 ,  椅子 ,  設計指針 ,  研究 ,  天板 ,  計算