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J-GLOBAL ID：201702291745198610   整理番号：17A0698717

魚応力を監視するための新しいアプローチ:魚におけるコルチゾールレベルを検出するための新しい酵素官能化無標識免疫センサシステム【Powered by NICT】

New approach for monitoring fish stress: A novel enzyme-functionalized label-free immunosensor system for detecting cortisol levels in fish

著者 (6件)： Wu Haiyun (Graduate School of Marine Science and Technology, Tokyo University of Marine Science and Technology, 4-5-7, Konan, Minato-ku, Tokyo 108-8477, Japan) ,  Ohnuki Hitoshi (Graduate School of Marine Science and Technology, Tokyo University of Marine Science and Technology, 2-1-6, Etchujima, Koto-ku, Tokyo 135-8533, Japan) ,  Ota Shirei (Graduate School of Marine Science and Technology, Tokyo University of Marine Science and Technology, 4-5-7, Konan, Minato-ku, Tokyo 108-8477, Japan) ,  Murata Masataka (Hokkaido Industrial Technology Center, 379 Kikyo-cho, Hakodate, Hokkaido 041-0801, Japan) ,  Yoshiura Yasutoshi (Yashima station, Stock Enhancement and Management Department, National Research Institute of Fisheries and Enhancement of Inland Sea, Japan Fisheries Research and Education Agency, 243 Yashima-higashi, Takamatsu, Kagawa 761-0111, Japan) ,  Endo Hideaki (Graduate School of Marine Science and Technology, Tokyo University of Marine Science and Technology, 4-5-7, Konan, Minato-ku, Tokyo 108-8477, Japan)
資料名： Biosensors & Bioelectronics  (Biosensors & Bioelectronics)
巻： 93  ページ： 57-64  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0173C  ISSN： 0956-5663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 魚類は,ストレス,血しょうコルチゾール変化,主に魚のコルチゾールレベルの明らかであるがそれらの生理的応答に大きな変動を示した。魚応力のよく知られた指標として,特に突然増加コルチゾール変化を検出するための簡単で迅速な方法が望まれている。本研究では,魚のコルチゾールレベルを検出するための酵素官能化無標識免疫センサシステムについて述べた。アンペロメトリーを用いたコルチゾルの検出は自己集合単分子層で金電極表面上に抗コルチゾール抗体(コルチゾールの選択的検出)及びグルコースオキシダーゼ(信号増幅と非毒性測定)の両方を固定化することにより達成された。このシステムは,非導電性抗原-抗体複合体の生成によって誘起された最大グルコース酸化出力電流変化,試料中のコルチゾールのレベルに依存するに基づいている。免疫センサは200ngml~ 1(R=0.964)の範囲の電流の直線的な減少とコルチゾールレベルに応答した。センサのダイナミックレンジは,魚の血しょうコルチゾールの正常範囲をカバーできるので,魚から得られた試料を希釈する必要はなかった。さらに,1試料の電気化学的測定は~30分のみを必要とした。センサシステムは,ナイルティラピア(Oreochromis niloticus)から採取した血しょう中のコルチゾールレベルを決定するために適用した,従来法(ELISA)を用いて測定した同じ試料の値と比較した。両方法を用いて決定した値はよく相関していた。これらの知見は,提案した無標識免疫センサは,試料の希釈のない魚におけるコルチゾールレベルの迅速で簡便な分析に有用であることを示唆した。も提案したシステムは,ポイント・オブ・ケアコルチゾール検出のための小型ポテンショスタットに統合と今後の養魚場における携帯型診断として有用であるかもしれないと信じている。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ダイナミックレンジ ,  毒性 ,  ELISA ,  電流 ,  *検出 ,  アンペロメトリー ,  グルコースオキシダーゼ ,  *官能化 ,  信号増幅 ,  血漿 ,  金電極 ,  *免疫センサ ,  携帯型 ,  ステロイド ,  グルココルチコイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール
準シソーラス用語： *無標識 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： コルチゾール ,  魚応力 ,  酵素官能化バイオセンサ ,  アンペロメトリー ,  SAM

分類 (2件)： 分析機器  (CC02020S) ,  生化学的分析法  (EA03030G)

物質索引 (1件)： コルチゾール

タイトルに関連する用語 (7件)： 魚 ,  応力 ,  コルチゾール ,  酵素 ,  官能化 ,  無標識 ,  免疫センサ