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J-GLOBAL ID：201102273194369022   整理番号：11A1061769

北西太平洋と南北インド洋における表面海水中イソプレン濃度の測定

著者 (6件)： 大木淳之 (環境研) ,  横内陽子 (環境研) ,  児玉武稔 (東大 大学院) ,  古谷研 (東大 大学院) ,  武田重信 (長崎大 水産) ,  津田敦 (東大 大気海洋研)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2011  号： 春季  ページ： 174  発行年： 2011年03月14日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋起源の揮発性有機化合物(VOC)は大気化学反応に重要な役割を果たすことがいわれている。イソプレンは海洋起源VOCの主要成分である。本研究では,大気と海水中のイソプレン濃度を広域的に測定した。南インド洋の赤道域と亜熱帯域ではクロロフィル濃度は同程度であるのに対して,イソプレンの濃度は南インド洋の赤道域(37.8pmol l^-1)に比べて亜熱帯域(9.7pmol l^-1)の方が著しく低かった。この結果は,水温が高いとクロロフィルバイオマスあたりのイソプレン放出量が急激に増えることを示唆する。また,生物生産の活発な北西太平洋と南インド洋の混合域でもイソプレンの濃度が高かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 北西太平洋 ,  インド洋 ,  *海水 ,  揮発性有機化合物 ,  大気化学 ,  海洋調査 ,  植物プランクトン ,  脂肪族化合物 ,  アルカジエン ,  共役ジエン ,  地球化学的挙動 ,  海洋表層水
準シソーラス用語： 表層海水

分類 (1件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

物質索引 (1件)： イソプレン

タイトルに関連する用語 (3件)： 北西太平洋 ,  インド洋 ,  イソプレン