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J-GLOBAL ID：201002218882481849   整理番号：10A0578024

繊毛タイプIIIシャペロンFliTとその結合パートナーとの相互作用の制御機構についての構造的洞察

Structural insight into the regulatory mechanisms of interactions of the flagellar type III chaperone FliT with its binding partners

著者 (6件)： IMADA Katsumi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MINAMINO Tohru (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MINAMINO Tohru (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  KINOSHITA Miki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  FURUKAWA Yukio (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NAMBA Keiichi (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 19  ページ： 8812-8817  発行年： 2010年05月11日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： FliTとその結合パートナーとの相互作用の制御機構を解明するため,Salmonella enterica血液型亜型TyphimuriumのFliTを3.2Å解像で結晶化し,構造を決定した。FliTは分子量13.7kDaで122のアミノ酸残基からなる。FliTのコア構造は逆平行αヘリックス束であった。また,構造的および生化学的解析の結果,FliTのC末端セグメントがFlhDC複合体,Flil ATPアーゼ,FliJとの相互作用を制御し,繊毛蛋白質の搬出時に,その高次構造変化が結合パートナーに対してスイッチの役割を果たしていることを示した。FliTとその結合パートナーとの相互作用は良く体制化され,繊毛集合過程でタイムリーな方法で制御されていると考えられた。

シソーラス用語： サルモネラ属 ,  *繊毛 ,  *シャペロンタンパク質 ,  タンパク質 ,  結晶構造 ,  配座転移 ,  遺伝子発現 ,  アミノ酸配列 ,  分子間相互作用 ,  *細胞内輸送
準シソーラス用語： FliT ,  Salmonella enterica ,  結合蛋白質 ,  繊毛蛋白質 ,  *蛋白質輸送

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (7件)： 繊毛 ,  タイプ ,  シャペロン ,  結合パートナー ,  相互作用 ,  制御機構 ,  洞察