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J-GLOBAL ID：201102237909591899   整理番号：11A0727302

鞭毛のタイプIII蛋白質移出装置とF-およびV-タイプATPアーゼ類の共通の構造

Common architecture of the flagellar type III protein export apparatus and F- and V-type ATPases

著者 (7件)： IBUKI Tatsuya (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  IMADA Katsumi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MINAMINO Tohru (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MINAMINO Tohru (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  KATO Takayuki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYATA Tomoko (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NAMBA Keiichi (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Nature Structural & Molecular Biology  (Nature Structural & Molecular Biology)
巻： 18  号： 3  ページ： 277-282  発行年： 2011年03月 
JST資料番号： W0637A  ISSN： 1545-9993  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌の鞭毛は,回転モータと糸状の螺旋プロペラから成る運動性のためのオルガネラであり,FliIとFliJはその可溶性成分である。FliIはF₀F₁-ATPアーゼのαおよびβサブユニットに構造的に類似したATPアーゼであり,FliJは移出のために必須ではあるがその機能は不明である。Salmonella entericaの血清型Typhimuriumに由来するFliJの構造が,F₀F₁-ATPアーゼのγサブユニットの二本鎖α-螺旋コイルドコイル部分の類似し,FliJがリングの中心に結合することによってFliIの六量体リングの形成を促進していることを見いだした。このことは,タイプIIIの蛋白質移出系およびF-/V-タイプATPアーゼ類が類似の機構および進化関係を共有していることを示唆した。

シソーラス用語： *鞭毛 ,  運動性 ,  *ATPアーゼ ,  *サルモネラ属 ,  血清型 ,  *微生物タンパク質 ,  サブユニット ,  六量体
準シソーラス用語： F0F1-ATPアーゼ ,  *Salmonella enterica ,  Typhimurium ,  *タイプIII蛋白質

分類 (2件)： 酵素生理  (EG03052C) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鞭毛 ,  タイプ ,  蛋白質 ,  ATPアーゼ