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J-GLOBAL ID:201702260782352728   整理番号:17A0479532

ポルトランドセメントにおけるセシウムの吸着状態の解析と汚染コンクリート廃材の減容化手法への応用

Analysis of Adsorption States of Cesium in Cement System Materials and Application to Volume Reduction of Waste Concrete
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 17-26  発行年: 2017年03月30日 
JST資料番号: F1580A  ISSN: 2187-8382  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究の目的は,セメント系建材におけるCsの吸着状態を明らかにし,この結果に基づいたコンクリート建材の除染,および汚染コンクリート廃材の減容化手法を提案することである。まず,福島県内で採取したセメント瓦を用いて,セメント系材料へのCsの吸着状態の調査を行った。まず吸着状態として吸着形態・深さ方向の分布・吸着強度の3つの観点から,実汚染サンプルを対象に検討した。まず吸着形態に関しては,粒子を媒介して間接的に吸着しているCsの表面線量への寄与は小さく,イオンの状態で直接吸着したCsが大きく表面汚染に寄与していることが示唆された。吸着深さに関しては,セメント瓦におけるCsの浸透深さは表面からおおよそ1~2mmであることが示された。吸着強度に関しては,セメント瓦に付着したCsのうち,約80%が固定態としてセメント表面に強固に吸着していることが示された。吸着時間に関しては,吸着後の時間が経過するほど,Csの脱離率が減少することが分かった。これらの結果より,Csのほとんどは材料表面近傍にイオンとして強く吸着しており,薬剤で脱離させる化学的手法よりも表面研磨等の物理的手法が有効であると考えられた。そこで,137Cs溶液を用いて模擬汚染コンクリート瓦礫を作製し,湿式ボールミル処理を行うことで,表面研磨処理の減容化処理としての有効性を確認した。更にこの結果を基に,磁気力を用いた汚染コンクリート廃材の表面研磨除染システムの提案を行った。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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環境の汚染及び防止  ,  モルタル,コンクリート 
引用文献 (15件):

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