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J-GLOBAL ID：201102244408385969   整理番号：11A0492756

すり身およびその加工食品中に自然混入する甲殻類の実態調査

A survey of crustacean content naturally contained in ground and processed fish pastes

著者 (7件)： 中村厚 (医薬品食品衛研) ,  酒井信夫 (医薬品食品衛研) ,  川浦知子 (食品分析開発センターSUNATEC) ,  小林政人 (食品分析開発センターSUNATEC) ,  安達玲子 (医薬品食品衛研) ,  穐山浩 (医薬品食品衛研) ,  手島玲子 (医薬品食品衛研)
資料名： 日本食品化学学会誌  (Japanese Journal of Food Chemistry)
巻： 17  号： 3  ページ： 213-220  発行年： 2010年12月20日 
JST資料番号： L4470A  ISSN： 1341-2094  CODEN： NSKGF4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エビ及びカニのような甲殻類蛋白質に対する食物アレルギーの患者は日本では増加傾向である。甲殻類を捕食する魚介類を原料とするすり身及びその加工食品中に含まれる甲殻類蛋白質をELISA法及びPCR法を用いて分析し混入の有無を調査した。原材料をしてエビ及びカニを含まないすり身及びその加工食品中には濃度は低いがエビ及びカニを高い割合で検出し,特に小さい魚類を用いるもので濃度及び頻度が高かった。これは加工工程において魚類の消化管を傷つけたことでエビ及びカニの捕食による消化管内容物が混入したことによると考えた。

シソーラス用語： *すり身 ,  食品アレルギー ,  *甲殻類 ,  日本 ,  動物タンパク質 ,  ELISA ,  PCR法 ,  消化器内容物 ,  食品成分 ,  食品分析 ,  *無脊椎動物 ,  バイオアッセイ
準シソーラス用語： 加工食品 ,  魚介類 ,  混入物

分類 (2件)： 動物性水産食品  (FJ13020C) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (22件)：

• 1)\tEbisawa, M., Sugizaki, C., : Prevalence of pediatric allergic diseases in the first 5 years of life., J. Allergy Clin. Immunol., 121, S237, (2008).
• 2)\tImai, T., Itabashi, K., : Food allergy at the school lunch in Japan., The Journal of the Japan Pediatric Society, 109, 1117-1122, (2005).
• 3)\tアレルギー疾患に関する調査研究委員会(文部科学省):アレルギー疾患に関する調査研究報告書, (2007).
• 4)\tShokumotsuarerugi Iinkai Hokoku, Nippon Shoni Arerugi Gakkaishi (The Japanese Journal of Pediatric Allergy and Clinical Immunology), 17, 558-559, (2003).
• 5)\t厚生労働省医薬品食品局食品安全部長通知 “アレルギー物質を含む食品の検査方法について” 平成14年11月6日, 食発第1106001号 (2002).

タイトルに関連する用語 (5件)： すり身 ,  加工食品 ,  混入 ,  甲殻類 ,  実態調査