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J-GLOBAL ID：201702210750131553   整理番号：17A0758402

異なる疎水性アシル鎖を有するホスファチジルコリン脂質からなるアミロイド-β(1 40)と膜間の相互作用のリアルタイムモニタリングのための片持梁式バイオセンサ【Powered by NICT】

A Cantilever-based Biosensor for Real-time Monitoring of Interactions between Amyloid-β(1-40) and Membranes Comprised of Phosphatidylcholine Lipids with Different Hydrophobic Acyl Chains

著者 (6件)： Zhang Ziyang (Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology, Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8585, Japan) ,  Murakami Yuki (Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology, Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8585, Japan) ,  Taniguchi Tomoya (Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology, Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8585, Japan) ,  Sohgawa Masayuki (Graduate School of Science and Technology, Niigata University, 8050 Ikarashi 2-no-cho, Nishi-ku, Niigata 950-2181, Japan) ,  Yamashita Kaoru (Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology, Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8585, Japan) ,  Noda Minoru (Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology, Matsugasaki, Sakyo-ku, Kyoto, 606-8585, Japan)
資料名： Electroanalysis  (Electroanalysis)
巻： 29  号： 3  ページ： 722-729  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0736A  ISSN： 1040-0397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蓄積しつつある証拠は,アミロイドβ(Aβ)と細胞膜の間の相互作用はアルツハイマー病(AD)の病因に重要な,Aβ-膜相互作用に及ぼす膜組成の影響の理解の増加から,Aβ-膜相互作用の機構解明とADの早期診断のために不可欠であることを示唆した。本研究では,膜リン脂質の最も主要なクラス,最も一般的なアミロイド蛋白質として1,2-ジパルミトイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(DPPC),1,2-ジステアロイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(DSPC),1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-glycero-3-ホスホコリン(POPC),とAβ(1 40)を含む電気的に中性のホスファチジルコリン(PC)を研究課題として選択し,PC脂質から成るリポソームを固定化した,開発したカンチレバーベースのバイオセンサは,Aβ(1 40)と種々の疎水性アシル鎖を持つPC脂質から成る膜の間の相互作用を実時間で特性化し,Aβ(1 40)フィブリル化の全過程でAβ-膜相互作用に及ぼす膜に組み込まれたコレステロールの影響を評価するために適用した。結果はAβ(1 40)とPC膜の間の相互作用は三段階,Aβの分子状態の変化に関わるに分けることができることを示した。さらに重要なことは,短い飽和アシル鎖を持つPC脂質から成る膜はAβ(1 40)と高い相互作用能力を示し,PC二分子層へのコレステロールの取込は著しくAβ(1 40)-膜相互作用を促進し,強化できることが分かった。これらの結果は,疎水性はAβ(1 40)とPC膜の間の相互作用のための主要な駆動力であることを確認した。引き換えに,上記の結果は,コレステロール含有DPPCリポソームを固定化した電流マイクロカンチレバーは,低濃度Aβ(1 40)の検出に適用することがしていることを示した。時間は水溶液中のnM Aβ(1 40)が効果的に検出され,この提案した検出法は,将来のADのAβ検出と早期診断に寄与するであろうことが示唆された。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： Alzheimer病 ,  検出法 ,  *バイオセンサ ,  *疎水性 ,  *相互作用 ,  アミロイドβタンパク質 ,  *レシチン ,  キャラクタリゼーション ,  早期診断 ,  リポソーム ,  細胞膜 ,  水溶液 ,  電流 ,  ステロール ,  脂環式アルコール
準シソーラス用語： 固定化 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： カンチレバーベースのバイオセンサ ,  リアルタイムモニタリング ,  相互作用 ,  アミロイドβ ,  膜 ,  リポソーム

分類 (2件)： 有機化合物の電気分析  (CC05034O) ,  分析機器  (CC02020S)

物質索引 (1件)： コレステロール

タイトルに関連する用語 (8件)： 疎水性 ,  ホスファチジルコリン ,  脂質 ,  アミロイド ,  相互作用 ,  リアルタイムモニタリング ,  片持梁 ,  バイオセンサ