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J-GLOBAL ID:201702275099938053   整理番号:17A0565711

バーチャルモアリング用円盤型水中グライダーの開発 -その4 実用機による海洋観測-

著者 (8件):
資料名:
巻: 24  ページ: 241-249(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0242B  ISSN: 1880-3717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年全地球規模における環境変化の予測,環境保全に関する研究がますます盛んになってきている。観測対象定点において鉛直空間・時間連続データを取得するために,九州大学では円盤型バーチャルモアリング用水中グライダーが建造された。円盤型を特徴とする水中グライダーは,良好なバーチャルモアリング性能(定点滞留性能)を確保するため,方向転換に旋回を必要とせず,どの方向に向かっても潜航・浮上が可能で,特に浅海域における運用において偉力を発揮する。建造された実用機BOOMERANGの機体内部には海洋観測機器が搭載され,BOOMERANGはバーチャルモアリングを実施する海域の海面と海底とを往復する。海面浮上時にはGPSにより自機の現在位置を確認し,潮流等の影響によりバーチャルモアリングの対象海域から外れている場合には,潜航時にビークルの運動を制御して設定海域へと帰還する。BOOMERANGの直径は1900mm,高さ550mm,質量311kg,最大潜航可能水深は100m。耐圧容器の容積を変えてビークルの浮力を調整する。搭載されている海洋観測用機器は潜航・浮上中に海水温度・塩分の計測を行うCTDと着底時にビークル上の流向・流速を計測するADCPである。BOOMERANGは,2015年7月に長崎県五島西方沖の水深95m海域,及び2016年7月に東シナ海の水深100m海域において海洋観測を行った。長崎県五島西方沖の観測ではビークル投入後観測母船は海域を離脱し他の海洋観測に従事したが,ビークル最終浮上後イリジウム通信で10分毎に送られてくるGPSによる位置情報により,無事ビークルの回収に成功した。
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分類 (1件):
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海洋開発用機器 
引用文献 (5件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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