文献
J-GLOBAL ID:201702213252609586   整理番号:17A0483909

土着天敵を有効活用した害虫防御システムの開発 第2編 集落レベルのまとまった農地を単位とする害虫防除システム構築のための要素技術の開発と体系化 第1章 環境条件の異なる複数地域での実証 3 水田地域を対象とした害虫防除システムの開発(1)水田地域における害虫防除システムの開発

著者 (5件):
資料名:
号: 567  ページ: 79-87  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
(ア)コモリグモ類及びコオロギ類の天敵としての有効性評価と活用:水田畦畔及び休耕田のコモリグモ類はアカスジカスミカメを捕食していることがDNA調査により確かめられた。特に水田畦畔上においては,コモリグモ類の捕食個体率は,アカスジカスミカメ密度に依存しており,抑制効果が高いと考えられる。コオロギ類はアカスジカスミカメの餌となるイネ科雑草の種子を摂食していることが確認され,コオロギ類の密度が高いほど雑草種子の発芽が抑制された。ヒメイワダレソウ及びシバザクラをカバープランツとして水田畦畔へ植栽することにより,コモリグモ類の個体数を大きく減少させることなくコオロギ類を増加させることができると考えられる。(イ)アカスジカスミカメの初期増殖経過の解明と地域単位の防除技術開発:アカスジカスミカメは秋季の産卵植物と春季の寄主植物が同時に存在する休耕田や本田と畦畔の境界部のみで越冬世代の幼虫が発育できるため,集落単位でこの部分の春季寄主植物を防除することによって,その後の増殖を抑制することが可能であった。水田畦畔の草刈り高を10cm程度に高めた「高刈り」は,アカスジカスミカメの餌となるイネ科雑草の繁茂を抑制し,広葉雑草が優占した畦畔に誘導することが可能であった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  生物的防除 
引用文献 (7件):
タイトルに関連する用語 (15件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る