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J-GLOBAL ID：201702220943078076   整理番号：17A0562596

相乗効果を産み出す層状構造 1 二次元無機ポリマーとしての層状化合物

著者 (2件)： 黒田義之 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  黒田一幸 (早稲田大 理工学術院 先進理工学研究科)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 70  号： 5  ページ： 412-414  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 層状化合物はイオン交換,インターカレーション反応,ナノシート化といった独特の性質を有し,古くから様々な用途に活用されてきた有用な物質である。近年の精密無機合成化学の発展に伴い,有機高分子のように高度に制御された無機層状化合物が多数報告されている。本稿では二次元無機ポリマーとして見た無機層状化合物の特徴と層状化合物の材料設計に関する最近の進展について解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *層状化合物 ,  二次元 ,  *無機重合体 ,  カオリナイト ,  *ナノシート ,  インターカレーション ,  相乗作用 ,  材料設計 ,  水酸化物 ,  陰イオン交換 ,  技術展望 ,  技術進歩 ,  分子配向 ,  塩 ,  ポリオキソメタレート ,  複水酸化物 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  アミノアルコール ,  第一アミン ,  ポリオール
準シソーラス用語： 層状複水酸化物

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  高分子化学一般  (CG01000B)

物質索引 (2件)： p-ニトロアニリン ,  アミノメタントリメタノール

引用文献 (10件)：

• J. Cai, P. Ruffieux, R. Jaafar, M. Bieri, T. Braun, S. Blankenburg, M. Muoth, A. P. Seitsonen, M. Saleh, X. Feng, K. Müllen, R. Fasel, Nature 2010, 466, 410.
• Y. Kuroda, K. Ito, K. Itabashi, K. Kuroda, Langmuir 2011, 27, 2028.
• G. B. Saupe, C. C. Waraksa, H.-N. Kim, Y. J. Han, D. M. Kaschak, D. M. Skinenr, T. E. Mallouk, Chem. Mater. 2000, 12, 1556.
• K. Kuroda, K. Hiraguri, Y. Komori, Y. Sugahara, H. Mouri, Y. Uesu, Chem. Commun. 1999, 253.
• N. Kimura, Y. Kato, R. Suzuki, A. Shimada, S. Tahara, T. Nakato, K. Matsukawa, P. H. Mutin, Y. Sugahara, Langmuir 2014, 30, 1169.

タイトルに関連する用語 (4件)： 相乗効果 ,  層状構造 ,  無機ポリマー ,  層状化合物