抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ハニカム格子上の挫折最隣接と次最隣接反強磁性相互作用J
1とJ
2のある結合-ランダムs = 1/2Heisenbergモデルの基底状態と有限温度特性を正確な対角化とHams-de Raedt法により研究した。いろいろな明瞭な相を安定させる際のランダムと挫折の効果をはっきりさせる目的でモデルの基底状態相ダイヤグラムを,ランダム対挫折(J
2/J
1)面で造った。ランダムがギャップレス量子スピン液体(QSL)-様状態,ランダムシングレット状態を広囲なパラメータ・スペースで誘導することが分った。ランダム-シングレット状態の観察された丈夫さは,ギャップレスQSL様挙動が,相互作用パラメータを微調整することなくある程度のランダムまたは不均一な挫折量子磁石の広いクラスで実現するかもしれないことを示唆する。ギャップレスQSL様挙動を示すハニカム-格子磁石 Ba
3CuSb
2O
9と,6HB-Ba
3NiSb
2O
9の最近の実験への可能な含意を議論した。(翻訳著者抄録)