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J-GLOBAL ID：201702278088046356   整理番号：17A0326032

軽度過酸化水素処理による有機太陽電池の効率的な酸化物バッファ層中のモリブデンの原子価状態の修正【Powered by NICT】

Modifying the valence state of molybdenum in the efficient oxide buffer layer of organic solar cells via a mild hydrogen peroxide treatment

著者 (11件)： Cong Shuren (Department of Adaptive Machine Systems, Graduate School of Engineering, Osaka University, 8-1 Mihogaoka, Ibaraki, Osaka 567-0047, Japan) ,  Hadipour Afshin ,  Sugahara Tohru ,  Wei Tingting ,  Jiu Jinting ,  Ranjbar Samaneh ,  Hirose Yukiko ,  Karakawa Makoto ,  Nagao Shijo ,  Aernouts Tom ,  Suganuma Katsuaki
資料名： Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices  (Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices)
巻： 5  号： 4  ページ： 889-895  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2383A  ISSN： 2050-7526  CODEN： JMCCCX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Moカチオンの原子価状態の多様性を示すために酸化モリブデン(MoO_x)膜を電気デバイスでの使用のための大きな可能性を示した。MoO_x膜は低コスト大量生産で達成することは困難であるが従来の蒸発プロセスを置き換えるために有機太陽電池のためのMoO_x正孔輸送層(HTL)を合成するために開発した簡単で温和なゾル-ゲル合成法。MoO_x HTL中のMoの酸素空格子点と原子価は前駆体中の過酸化水素(H_2O_2)の量を導入し,調整することにより良く制御できた。この方法は,高伝導率,透明性とよく整列したバンド構造をもつMoO_x HTLを与え,活性層における最高被占分子軌道を示した。前駆体溶液中のクエン酸とプロセスのアニーリング温度へのMoのモル比が重要な役割を持ち,Mo:クエン酸=0.025:0.075モルL 1~( 1)と200°Cとして最適化し,それぞれ,最も効率的な太陽電池を作製した。溶液処理MoO_x HTLを含む有機太陽電池の性能を蒸発MoO_x HTLまたはポリ(3,4 エチレンジオキシチオヘン):ポリ(スチレンスルホナート)HTLを用いた参照デバイスのそれと同等であった。本経路で得たHTLは,様々な太陽電池の一般的な応用に対して有望であることを示し,エネルギーの高速,大規模,低コスト,再生可能資源の生産のための貴重な洞察を提供する。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 最適化 ,  蒸発 ,  *バッファ層 ,  *原子価 ,  酸化モリブデン ,  *過酸化水素 ,  *太陽電池 ,  *モリブデン ,  活性層 ,  モル比 ,  HOMO ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： アニーリング温度 ,  *原子価状態 ,  *有機太陽電池 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (1件)： クエン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 軽度 ,  過酸化水素 ,  有機太陽電池 ,  酸化物 ,  バッファ層 ,  モリブデン ,  原子価状態