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J-GLOBAL ID：201702282233304689   整理番号：17A0490907

水性木材保護塗料の耐候性能評価(IV)-塗替えによる寿命延長効果-

Weatherability of wood preservative semi-transparent coatings (IV)-Effects of re-finishing on service-life extension-

著者 (9件)： 石川敦子 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  神林徹 (森林総合研) ,  松永浩史 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研) ,  山本健 (広島県総合技術研 東部工技セ)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 43  号： 2  ページ： 80-89  発行年： 2017年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水性木材保護塗料について,塗替えによる寿命延長効果を検討した。既報において,スギまさ目試験片を水性6種類(半造膜形)と,比較対象として油性2種類(含浸形,半造膜形)の市販木材保護塗料で塗装し24ヶ月間の屋外暴露(暴露I期)後,重ね塗り再塗装または研磨有再塗装を施し,再び屋外暴露試験(暴露II期)を開始した。本報では,暴露II期54~68ヶ月間(累計78~92ヶ月間)における試験片の色差と撥水度の変化を経時測定し,耐候性能を評価した。これらのデータから,寿命倍率(暴露II期において撥水度または色差が寿命の目安に達するのに要する月数/暴露I期において撥水度または色差が同目安に達するのに要する月数)を算出したところ,撥水度を指標とした場合,寿命倍率は重ね塗り再塗装で1.7倍,研磨有再塗装で2.3倍となり,研磨有再塗装で寿命延長効果が高いことが示された。また,塗替え前の性能順位と塗替え後の性能順位は比較的相関が高いことも明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *水性塗料 ,  保護剤 ,  *木材 ,  塗装 ,  *耐候性試験 ,  寿命延長 ,  曝露試験 ,  撥水 ,  耐候性
準シソーラス用語： 屋外曝露 ,  再塗装 ,  表面保護 ,  木材保護塗料

分類 (2件)： 各種塗料  (YJ03060I) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (16件)：

• 1) 木材塗装研究会編: “木材の塗装(改訂版)”,海青社, 2010, pp. 70-72.
• 2) 日本建築学会: “建築工事標準仕様書・同解説JASS 18 塗装工事(第6次改訂)”, 2006.
• 3) 片岡厚, 木口実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(I)-屋外暴露2年間の保護性能-,木材保存, 35(5), 204-214(2009).
• 4) 片岡厚, 山本健, 川元スミレ, 小林正彦, 木口実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(II)-重ね塗り再塗装後の性能-, 木材保存, 37(2),64-73(2011).
• 5) 片岡厚, 山本健, 川元スミレ, 小林正彦, 松永正弘, 松永浩史, 木口実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(III)-再塗装前の研磨の効果-,木材保存, 37(6), 264-272(2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 木材保護塗料 ,  耐候性 ,  能 ,  評価 ,  塗替え ,  寿命延長