抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年9月2日夕方に,内之浦の上空にS520-23号ロケットを打ち上げ,高度250,200,150km付近で放出したリチユウム蒸気の太陽光共鳴散乱光を地上4点で光学写真三角測量して,熱圏中性大気風の速度を測定した。放出したリチゥム蒸気は塊状と筋状の中間であった。高度250kmの南東向きの中性大気風と,ロケット軌道の延長線上の地上(海上)5点でのビーコン電波のGPS観測から得た全電子数は,この観測中に中規模の移動性電離層擾乱(MSTID)が成長中であり,MSTIDを維持するPerkins不安定の成長を示している。これらの結果は,本測定による高度250km迄の熱圏大気風の継続的観測の必要性を示している。