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J-GLOBAL ID：201202241757133134   整理番号：12A1428591

「月惑星探査の来たる10年:第二段階のまとめ」月裏側高地物質サンプルリターンミッションの提案

著者 (9件)： 大竹真紀子 (宇宙航空研究開発機構) ,  荒井朋子 (千葉工大) ,  武田弘 (千葉工大) ,  唐牛譲 (宇宙航空研究開発機構) ,  佐伯和人 (大阪大) ,  諸田智克 (名古屋大) ,  小林進悟 (放医研) ,  大槻真嗣 (宇宙航空研究開発機構) ,  國井康晴 (中央大)
資料名： 日本惑星科学会誌 遊・星・人  (Planetary People)
巻： 21  号： 3  ページ： 217-223  発行年： 2012年09月25日 
JST資料番号： L2588A  ISSN： 0918-273X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来,月の地殻組成は月採取帰還試料や月隕石の分析値を基に推定されてきたが,最近になって,月周回衛星“かぐや”データを用いた研究などにより,既存の月採取帰還試料とは異なる組成の,より早い分化段階で形成した始原的な地殻物質が,月裏側に存在する事が指摘されている。これら未採取の月裏側地殻物質を入手し,詳細な化学組成等の情報を得る事は,月高地地殻の組成,月マグマオーシャンの固化過程や熱履歴を知ることに加え,月・地球系の形成過程を考える上でも重要な課題である。本提案では,来る10年の惑星探査計画として,月裏側の高地地域から未採取地殻物質の採取帰還を行い,詳細な組成分析,同位体分析,組織分析,既存のリモートセンシングデータと比較するための分光測定,風化度測定など,さまざまな分析を行うことにより,これら科学目標達成を目指すミッションを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *惑星探査 ,  *月 ,  *月物質 ,  月探査

分類 (1件)： 月  (DB04030P)

引用文献 (16件)：

• WARREN, P. H. American Mineralogist. 1993, 78, 360
• TAKEDA, H. Earth Planet. Sci. Let. 2006, 247, 171
• OHTAKE, M. Nature. 2009, 461, 236
• YAMAMOTO, S. Nature Geoscience. 2010, 3, 533
• OHTANI, E. Proc. Nati. Acad. Sci. USA. 2011, 108, 463

タイトルに関連する用語 (8件)： 月 ,  惑星探査 ,  段階 ,  裏側 ,  高地 ,  物質 ,  サンプルリターンミッション ,  提案