文献

J-GLOBAL ID：201302250410935881   整理番号：13A0012128

き裂状表面欠陥を有するステンレス鋼の疲労限度および下限界応力拡大係数範囲に及ぼす過大予荷重の影響

Effects of Overload on Fatigue Limit and Δk_th of SUS316 Having a Crack-like Surface Defect

著者 (3件)： 大瀬戸紘子 (横浜国立大学大学院工学研究院) ,  高橋宏治 (横浜国立大学大学院工学研究院) ,  安藤柱 (横浜国立大学大学院工学研究院)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 50  号： 4  ページ： 194-199 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： き裂状微小欠陥を有するステンレス鋼の試験片に引張または圧縮の過大余荷重を負荷した後,平面曲げ疲労試験を行い,高強度鋼などの巨視き裂材や微小き裂材と比較した。ステンレス鋼の微小き裂材の疲労限度は,引張過大余荷重では最大で10%程度向上した。ステンレス鋼においても,微小き裂材における下限界応力拡大係数範囲の大大向上率は,巨視き裂材の場合と比較して大きくなる。

シソーラス用語： *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  表面欠陥 ,  *表面亀裂 ,  *疲れ強さ ,  *応力拡大係数 ,  範囲 ,  *プレストレッシング ,  過負荷 ,  引張荷重 ,  圧縮荷重 ,  疲れ試験 ,  曲げ ,  繰返し荷重 ,  下限
準シソーラス用語： *SUS316 ,  曲げ疲労試験

分類 (2件)： 材料試験  (HB02020U) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• USAMI, S. Effects of preloading, unloading and stress ratio on the fatigue crack threshold on maraging steel. Materials, Experimentation and design in fatigue, Proc. Fatigue'81. 1981, 472-485
• 小川武史. 疲労き裂進展の下限界に及ぼす荷重履歴の影響. 日本機械学会論文集A編. 1987, 53, 487, 428-435
• HASHIKURA, Y. Overloading effect on the fatigue threshold stress intensity factor range (ΔK_<th>) as a function of crack length in SUS316. Int. J. Structural Integrity. 2010, 1, 1, 43-51
• MIZUKAMI, H. Improvement of Fatigue Limit of Steel Containing a Small Crack-Like Surface Defect by Overload Effect. Int. J. Structural Integrity. 2010, 1, 2, 153-160
• 主藤友恵. 単一過大応力による短い疲労き裂の進展遅延現象発生に対する限界き裂長さの検討. 材料. 2009, 58, 12, 1023-1029

タイトルに関連する用語 (7件)： き裂 ,  表面欠陥 ,  ステンレス ,  疲労限度 ,  下限 ,  応力拡大係数 ,  予荷重