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J-GLOBAL ID：201402201489335678   整理番号：14A0587398

松山平野の地下水資源の現状と井戸取水による影響

GROUNDWATER RESOUCES AND EFFECT OF WELL PUMPING IN MATSUYAMA PLAIN

著者 (4件)： 藤森祥文 (愛媛大学外学院理工学研究科) ,  松尾悠平 (愛媛大学工学部) ,  木内豪 (東京工業大学) ,  森脇亮 (愛媛大学外学院理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 69  号： 4  ページ： I.535-I.540 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は水資源の基盤が脆弱な流域のひとつのケースとして松山平野を取り上げ,地下水資源の変化に大きな影響を与える取水と降雨について資料解析を行うとともに,数値実験を用いて地下水位低下現象を把握することで今後の水資源の有効利用に関する一助とするものである.松山平野を対象に,資料整理と地下水位変動の数値実験を行い,次の結果が得られた. (1)降雨量は変化していないにも関わらず,地下水位と河川流量が低下していることを示した.(2)松山平野では年間降水量の約9%に相当する水を主に重信川右岸の井戸から取水している.(3)井戸取水による地下水位低下の影響は重信川周辺の広範囲に広がる.また,重信川の瀬切れに関する歴史的証言を井戸取水による地下水位低下と関連して説明し得ることが明らかになった。

シソーラス用語： *水資源 ,  *地下水資源 ,  取水 ,  降雨 ,  数値解析 ,  地下水位 ,  井戸 ,  河川流量 ,  松山平野 ,  *地下水位低下 ,  地下水位変化
準シソーラス用語： 重信川

分類 (3件)： 水資源  (RC11020F) ,  地下水流  (RC10060Q) ,  水利用,その他  (RC11030Q)

引用文献 (16件)：

• 1) 登坂博行:地圏の水環境科学,東京大学出版会,364pp., 2006.
• 2) 国土交通省水管理国土保全局水資源部:平成24年版日本の水資源について~持続可能な水利用の確保に向けて~第I編,210pp., 2012.
• 3) 松山市公営企業局:統計年報平成22年度など.
• 4) 鈴木幸一,渡辺政広,栗原崇:北四国の水事情と1994年夏季の松山渇水について,自然災害科学,13(2), pp.101-110, 1994.
• 5) 守利悟朗,鼎信次郎,沖大幹:重信川流域における気候変動時の降雨・流出イベントの長期変化,水文・水資源学会2007年度研究発表会要旨集,pp.16-17, 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 松山平野 ,  地下水資源 ,  現状 ,  井戸 ,  取水