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J-GLOBAL ID：201802217074460603   整理番号：18A1892166

地盤改良によるK値増大を考慮した岸壁構造物の動的遠心模型実験

DYNAMIC MODEL TESTS IN CENTRIFUGE OF QUAY WALLS MODELING K-VALUE INCREASED BY GROUND IMPROVEMENT

著者 (8件)： 森鼻章治 (株式会社不動テトラ 地盤事業本部技術部) ,  高橋英紀 (港湾空港技術研究所 地盤研究領域) ,  森川嘉之 (港湾空港技術研究所 地盤研究領域) ,  高野大樹 (港湾空港技術研究所 地盤研究領域) ,  斎藤智志 (株式会社ジオデザイン 技術部) ,  鈴木亮彦 (株式会社不動テトラ 地盤事業本部技術部) ,  竹内秀克 (株式会社不動テトラ 地盤事業本部技術部) ,  一井康二 (関西大学 社会安全学部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_844-I_849(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,港湾構造物の耐震設計では動的数値解析の地震時変形量によって性能評価がなされており,サンドコンパクションパイル工法(SCP工法)による締固め改良地盤に大きな変形が生じるという解析結果が得られる場合が多い.一方で,液状化対策として実施したSCP改良地盤の被害報告はなく,その改良効果が確認されている.このことから,計算結果と実現象には差がある可能性があり,その要因は砂杭と原地盤の複合地盤であるSCP改良地盤の応力状態が複雑で評価が難しく,数値解析では適切にモデル化できない現状が背景にあると考えられる.その1つが実際の改良地盤で確認されている静止土圧係数K₀の増大である.本研究では,遠心模型実験でケーソン式岸壁模型のケーソン背後の締固め改良地盤にK₀増大を再現し,改良効果の検証を行った.その結果,地盤の種類にもよるが,密度増加に加えK₀増大の効果を確認できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *構造物 ,  耐震設計 ,  *地盤改良 ,  係数 ,  *地盤係数 ,  *増加 ,  *係船岸 ,  *遠心模型試験 ,  動的系 ,  数値解析 ,  性能評価 ,  コンパクションパイル工法 ,  ドレーン工法 ,  地盤 ,  改良 ,  締固め ,  災害対策 ,  状態 ,  モデル ,  ケーソン ,  港湾構造物 ,  静止土圧係数 ,  サンドコンパクションパイル工法 ,  液状化対策 ,  応力状態 ,  *動的遠心模型試験
準シソーラス用語： K値増大 ,  岸壁構造物 ,  *動的遠心模型実験 ,  動的数値解析 ,  地震時変形量 ,  締固め改良地盤 ,  ケーソン式岸壁模型

著者キーワード (5件)： sand compaction pile method ,  coefficient of earth pressure at rest ,  centrifuge model test ,  liquefaction ,  finite element method

分類 (2件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (9件)：

• 1) 宮島正悟ら:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による港湾施設等被害報告,国土技術政策総合研究所資料, No. 798, 港湾空港技術研究所資料No. 1291, pp. 614-619, 2015.
• 2) 地盤工学会:打戻し施工によるサンドコンパクションパイル工法 設計・施工マニュアル,2001.
• 3) Takahashi, H., Kitazume, M., Ishibashi, S. and Yamawaki, S. : Evaluating the saturation of model ground by P-wave velocity and modelling of models for a liquefaction study, International Journal of Physical Modelling in Geotechnics, Vol. 6, Issue 1, pp. 13-25, 2006.
• 4) Okamura, M. and Inoue, T. : Preparation of fully saturated models for liquefaction study, International Journal of Physical Modelling in Geotechnics, Vol. 12, Issue 1, pp. 39-46, 2012.
• 5) Nishimura, S. Takehana, K. Morikawa, Y. and Takahashi, H. : Experimental study of stress changes due to compaction grouting, Soils and Foundations, Vol. 51, No. 6, pp. 1037-1049, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地盤改良 ,  K値 ,  岸壁 ,  構造物 ,  動的遠心模型実験