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J-GLOBAL ID：201902258863698596   整理番号：19A0961738

気相領域におけるイオン性液体推進薬の化学反応モデル構築

Construction of detailed chemical reaction model for ADN-EILPs in gas-phase

著者 (7件)： 伊東山登 (東大) ,  伊東山登 (日本学術振興会) ,  伊里友一朗 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  伊里友一朗 (横浜国大) ,  三宅淳巳 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  三宅淳巳 (横浜国大) ,  羽生宏人 (宇宙科学研)
資料名： 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-(Web)  (JAXA-RR (Web))
号： 18-006  ページ： 33-39 (WEB ONLY)  発行年： 2019年02月28日 
JST資料番号： U1011A  ISSN： 2433-2216  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アンモニウムジニトラミドを基材とした共融型イオン性液体の気相領域における詳細化学反応機構を改良することを目的とした.既往の詳細化学反応機構では加味されていないラジカル種による水素引抜き反応に着目し,第一原理計算により反応パラメータを導出した.ADN:MMAN:尿素の系では改良モデルを用いて導出された火炎構造は実験値を精度よく再現した.このことよりADN:MMAN:尿素の気相領域の燃焼はラジカル種の寄与する反応に支援されていることがわかった.一方,MEAN系やアセトアミド系では計算結果と実験結果に解離が見られた.これらの系では凝縮相反応の加味が重要であることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： 宇宙開発 ,  ロケットエンジン ,  液体推薬 ,  *イオン液体 ,  化学反応 ,  シミュレーションモデル ,  ラジカルイオン ,  *脱水素反応 ,  *反応機構 ,  火炎構造 ,  燃焼波 ,  燃焼温度 ,  高エネルギー物質 ,  反応モデル ,  水素引抜反応 ,  第一原理計算 ,  詳細化学反応 ,  内燃機関 ,  熱機関
準シソーラス用語： *液体推進剤 ,  イオン液体液体推進剤

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

物質索引 (1件)： アンモニウムジニトラミド

引用文献 (17件)：

• 松永浩貴, 板倉正昂, 塩田謙人, 伊里友一朗, 勝身俊之, 羽生宏人, 野田賢, 三宅淳巳, イオン性液体を用いた高性能低毒性推進剤の研究開発, 宇宙航空研究開発機構研究報告書, JAXA-RR-15-004 (2016), pp.1-8.
• S. Gordon and B. J. McBride, Computer Program for Calculation of Complex Chemical Equilibrium Compositions and Applications, NASA Report NASA RP-1311 (1994).
• 伊里友一朗, 板倉正昂, 羽生宏人, 三宅淳巳, 共融型ADN系イオン性液体推進剤の組成策定スクリーニング手法, 火薬学会2016年度春季研究発表会 (2016), pp.1-2.
• Y. Daimon, H. Terashima, and M. Koshi, Chemical Kinetics of Hypergolic Ignition in N2H4/N2O4-NO2 Gas Mixtures, J. Propul. Power, 30 (2014), pp.707-716.
• N. E. Ermolin, Modeling of Pyrolysis of Ammonium Dinitramide Sublimation Products under Low-Pressure Conditions, Combust. Explo. Shock Waves, 40 (2004), pp.92-109.

タイトルに関連する用語 (5件)： 気相 ,  イオン性液体 ,  推進薬 ,  化学反応 ,  モデル構築