抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本海は閉鎖性の強い縁辺海であるが,独自の深層循環系を有するためその深層水の平均滞留時間は百~数百年程度と短い。その滞留時間は,深層水中の化学トレーサの濃度から求められているが,放射性セシウムと放射性ストロンチウムは,過去日本海において多く観測されてきた。しかしながら2000年代以降,その測定は縮小傾向であった。一方,2011年の福島第一原発事故による海洋へ放射性物質の放出以降,日本海においても新たな観測データが報告されている。本研究では我々が2018-19年に測定したデータに加えて,2000年代以降の日本海深層水中の放射性セシウム/ストロンチウム濃度をとりまとめ,その時間変化を議論した。(著者抄録)