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J-GLOBAL ID：202302250172256932   整理番号：23A0532726

超小型推進系への適用を見据えた高エネルギーイオン液体推進剤の合成および推進システムの研究開発

Research and Development of Synthesis and Thruster of High Energetic Ionic Liquid Propellants for Micro Propulsion System

著者 (9件)： 松永浩貴 (福岡大 工) ,  伊東山登 (名古屋大 未来材料・システム研) ,  松本幸太郎 (日本大 生産工) ,  塩田謙人 (福岡大 工) ,  伊里友一朗 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  勝身俊之 (長岡技科大 大学院) ,  羽生宏人 (宇宙航空研究開発機構) ,  野田賢 (福岡大 工) ,  三宅淳巳 (横浜国大 大学院環境情報研究院)
資料名： 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-(Web)  (JAXA-RR (Web))
号： 22-006  ページ： 1-5 (WEB ONLY)  発行年： 2023年02月03日 
JST資料番号： U1011A  ISSN： 2433-2216  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高エネルギー物質研究会では,アンモニウムジニトラミド(ADN)系高エネルギーイオン液体(ADN-based energetic ionic liquid,EILs)を推進剤とした衛星用化学推進系の研究開発を進めている.ADN系EILsはADNとエネルギー物質の混合による凝固点降下のみで調製可能であり,低蒸気圧,高エネルギー密度という特長を有し,高性能かつ安全な推進剤となることが期待される.数年以内の軌道上実証を目指しており,本年度は特に,レーザーおよび電解着火を用いた新規スラスタシステムの開発,小型連続合成装置を用いたADNの中間物質(ジニトラミド酸)の合成,反応性に優れたADN系EILsのデザインに注力し,それぞれで実用化に向けた技術の高度化がなされた.今後はスラスタの推進性能の実証を行い,化学推進系としての成立性を明らかにする予定である.(著者抄録)

シソーラス用語： *小型 ,  *推進システム ,  液体推薬 ,  イオン ,  研究開発 ,  合成 ,  衛星
準シソーラス用語： 液体推進剤 ,  高エネルギーイオン ,  *推進系 ,  *超小型

分類 (1件)： ロケットエンジン  (PB02050J)

引用文献 (27件)：

• 羽生宏人:産業化が加速する宇宙開発利用分野の技術開発動向,火薬学会春季研究発表会,No.26 (2018).
• 船瀬龍,五十嵐哲,川端洋輔:超小型宇宙科学・探査ミッションにおける推進系利用の現状と今後への期待,日本航空宇宙学会誌,67 (2019), pp.233-238.
• Matsunaga, H., Habu, H., and Miyake, A.:Preparation and thermal decomposition behavior of ammonium dinitramide-based energetic ionic liquid propellant, Sci. Technol. Energ. Mater., 78 (2017), pp.65-70.
• Ide, Y., Takahashi, T., Iwai, K., Nozoe, K., Habu, H., and Tokudome, S.:Potential of ADN-based ionic liquid propellant for spacecraft propulsion, Procedia Engineering, 99 (2015), pp.332-337.
• 松永浩貴,伊東山登,松本幸太郎,塩田謙人,伊里友一朗,勝身俊之,羽生宏人,野田賢,三宅淳巳:超小型推進系への利用を見据えた高エネルギーイオン液体の研究,宇宙航空研究開発機構研究開発報告,JAXA-RR-21-002 (2022), pp.1-5.

タイトルに関連する用語 (6件)： 推進系 ,  高エネルギーイオン ,  液体推進剤 ,  推進システム ,  研究 ,  開発