抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カーボンニュートラルに向けて建築物への木材利用が推進されている。木造住宅の木製内装材から発生する揮発性有機化合物(VOC)は,居住者のストレスを軽減する効果のあるテルペン類が主で,空気中に多く存在する。しかし,ライフスタイルによっては有害なVOCが発生する可能性がある。たとえば,屋外のオゾンは空気中のテルペンと反応し,テルペンの種類と濃度によってはホルムアルデヒドを放出する可能性がある。しかし,オゾン暴露後の反応の持続性は不明である。アセトアルデヒドは,新型コロナウイルス感染症以降,消毒に使用されることが増えているエタノールを木材の表面に添加することによって生成されることも報告されている。しかし,空気中のエタノールの放出挙動は不明である。したがって,本研究では,高濃度のオゾンにさらされた後,および空気中の高濃度のエタノールの存在下で,小型チャンバーテストを使用して,木材からのVOC放出の特性を調査した。その結果,木材を高濃度のオゾンに曝露した後でも,総テルペン濃度に変化はなかったが,オゾン濃度が高くなるとホルムアルデヒドの濃度が増加する傾向があった。木材からのアセトアルデヒド放出は,空気感染やエタノールの噴霧や拭き取りによっても継続的に増加しており,室内のエタノール濃度を測定することが重要であることが示されている。(翻訳著者抄録)