抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・MPI(磁気粒子イメージング)装置では,傾斜磁界中の磁気ナノ粒子が交流磁場により変動し誘導起電力が生じるので,この3次元分布を画像化するが,高調波信号が発生し,同期検波で高調波を検出。
・磁気ナノ粒子が少ない脳などが対象で,コの字型鉄心と永久磁石から成るマグネット対向配置のゼロ磁場ラインを形成する,検出強度が高いField Free Line(FFL)方式を採用。
・サンプルのみを回転して走査して投影データを得て画像再構成し,勾配磁場強度は対向磁石間の距離を変えて1~4T/mに可変にし,ロックインアンブを用いて励磁コイル電流から位相差を算出。
・これを用いて磁気ナノ粒子の緩和時間差を検出できるので,粒径の異なる磁気ナノ粒子の弁別イメージングを検討し,500Hz励起の三次高調波により粒径の異なる粒子の緩和時間差を位相差として検出。
・磁気ナノ粒子の三次高調波の位相角は,直径15mmで100°,直径25mmで67°で,ローテーション処理して画像再構成するが,2種類の磁気ナノ粒子のサイノグラムから粒子弁別可能を実証。