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J-GLOBAL ID：200902206582676479   整理番号：09A0363878

アルキル鎖修飾ポルフィリンを使って分子を並べる

著者 (4件)： 池田太一 (物質・材料研究機構 ナノ有機セ) ,  浅川真澄 (産業技術総合研 ナノチューブ応用研究セ) ,  三宅晃司 (産業技術総合研 先進製造プロセス研究部門) ,  清水俊美 (産業技術総合研 ナノチューブ応用研究セ)
資料名： 表面(表面談話会・コロイド懇話会)  (Reviews and Topics on Surface Science & Technology Avant-Garde)
巻： 47  号： 3  ページ： 108-115  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： G0745A  ISSN： 0367-648X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グラファイト表面に金属ポルフィリンの自己組織化膜を形成させることにより,分子の規則的配列を実現する二つの方法について述べた。ひとつの方法は,金属ポルフィリンの軸配位子を利用するもので,炭素数18のアルキル置換基を有するテトラフェニルポルフィリン(C₁₈OPP)のRh(III)錯体Rh(C₁₈OPP)(Py)(Cl)とC₁₈OPPの混合自己組織化膜及びRh(C₃₀OPP)(Py)(Cl)の自己組織化膜が形成されることを確認した。別の方法はストラップポルフィリンの自己組織化を利用するものであり,ストラップユニットとして1,4-ジヒドロキシベンゼンを有するテトラフェニルポルフィリン(C₂₄OPP-HQ)及びそのZn(II)錯体を用いて規則配列の形成を確認した。

シソーラス用語： *金属ポルフィリン ,  ロジウム錯体 ,  亜鉛錯体 ,  配位子 ,  架橋化合物 ,  *自己組織化 ,  自己組織系 ,  単分子層 ,  規則化 ,  配列 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族化合物 ,  自己組織化膜 ,  分子配列

分類 (2件)： 八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  配位化合物一般  (CE01010G)

物質索引 (1件)： テトラフェニルポルフィリン

引用文献 (10件)：

• G. Binning, H. Rohrer, C. Gerber, and E. Weibel, Phys. Rev. Lett., 49, 57(1982).
• G. C. McGonigal, R. H. Bernhardt, and D. J. Thomson, Appl. Phys. Lett., 57, 28(1990).
• D. M. Cyr, B. Venkataraman, and G. W. Flynn, Chem. Mater., 8, 1600(1996).
• X. H. Qiu, C. Wang, Q. D. Zeng, B. Xu, S. X. Yin, H. N. Wang, S. D. Xu, and C. L. Bai, J. Am. Chem. Soc., 122, 5550(2000).
• T. Ikeda, M. Asakawa, K. Miyake, M. Goto, and T. Shimizu, Langmuir, 24, 12877(2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： アルキル鎖 ,  修飾 ,  ポルフィリン ,  分子