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J-GLOBAL ID：200902218425547426   整理番号：08A0579810

家具および非構造部材に着目する高層建物の地震応答再現実験-E-ディフェンス振動台による実規模実験システム-

TEST ON SEISMIC RESPONSE OF HIGH-RISE BUILDING FOCUSING ON FURNITURE AND NON-STRUCTURAL COMPONENTS-Large scale test system based on E-defense shaking table-

著者 (8件)： 長江拓也 (防災科学技術研 兵庫耐震工学研究セ) ,  梶原浩一 (防災科学技術研 兵庫耐震工学研究セ) ,  藤谷秀雄 (神戸大 大学院工学研究科) ,  福山國夫 (防災科学技術研 兵庫耐震工学研究セ) ,  川辺秀憲 (京大 原子炉実験所) ,  大西一嘉 (神戸大 大学院工学研究科) ,  城戸史郎 (兵庫県 企画管理部) ,  中島正愛 (防災科学技術研 兵庫耐震工学研究セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 628  ページ： 1007-1014  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： E-ディフェンス振動台を用いて,高層建物応答問題について非構造部材,家具什器の挙動に焦点を当てる実験を実施した。高層建物内居室の内外を実大規模で再現する本提案実験システムは,積層ゴムに支えられる大重量コンクリートスラブの上に2層の鋼構造架構を作製し,これを実規模試験架構とするもので,積層ゴムにおける応答増幅を期待できる。大振幅を目指した加振においては,床応答振幅及び層間変形角が,想定する高層建物の固有周期にしたがって長時間繰返され,応答値は所定の最大レベルをほぼ満足した。その際,床の総移動変位は,振動台で再現できるレベルを大きく超えた。床応答波形の忠実な再現は,実験システムを弾性モデルに置換して逆解析から同定される設計入力波によって可能であることを,比較的小振幅の加振実験により確かめた。

シソーラス用語： *高層建築 ,  *地震応答 ,  *振動台試験 ,  *実物大試験 ,  家具 ,  部材 ,  角度 ,  振幅 ,  床 ,  鋼構造 ,  フレーム ,  積層ゴム ,  地震動 ,  固有周期 ,  応答スペクトル ,  変位 ,  軌道 ,  層間変形角 ,  非構造部材
準シソーラス用語： オービット ,  架構

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (30件)：

• (社) 土木学会. 海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言. 2006
• 松森泰造. 大型振動台による鉄筋コンクリート耐震壁フレーム構造の耐震性に関する研究-実大6層試験体と3次元振動台実験結果の概要-. 日本建築学会構造系論文集. 2007, 612, 207-214
• 山田哲. エネルギー入力に着目した実大振動台破壊実験施設性能確認試験の評価. 日本建築学会構造系論文集. 2007, 612, 207-214
• 斉藤大樹. 大振幅の揺れを再現可能とする大ストローク振動台の開発とその性能検証実験. 日本建築学会学術講演梗概集, B-2, 2006. 2006, 473-474
• 福和伸夫. 長周期構造物の応答を再現するロングストローク簡易振動台の開発. 日本建築学会技術報告集. 2007, 25, 55-59

タイトルに関連する用語 (11件)： 家具 ,  非構造部材 ,  着目 ,  高層 ,  建物 ,  地震応答 ,  再現実験 ,  E-ディフェンス ,  振動台 ,  規模 ,  実験システム