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J-GLOBAL ID：200902218730890475   整理番号：08A0838096

追波中保針問題に対する最適制御理論の応用

Application of Optimal Control Theory to Course Keeping Problem in Following Seas

著者 (3件)： 牧敦生 (大阪大 大学院工学研究科) ,  梅田直哉 (大阪大 大学院工学研究科) ,  上野誠也 (横浜国大 大学院環境情報研究院)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
号： 7  ページ： 207-212  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 船舶が追波,斜め追波中を高速で航行する際に,最大限の操舵努力でも保針できないブローチング現象は,海事関係者にとって重大な脅威である。近年ブローチング研究は飛躍的進歩を遂げているが,ブローチングや転覆に至るまでの操船プロセスに関しては言及されていない。実験や数値シミュレーションについても,PID制御を前提とした研究しか行われていないが,ブローチング現象が最大限の操船努力を前提としていることを考えると,PID制御では不十分である。本研究では最適制御理論の観点からアプローチを試み,限界に近い保針操船法を明らかにすることを試みた。最適制御理論を適用し,単純な比例制御では保針が困難となる場合でも,最適制御理論により得た舵角制御により,その針路を維持できる例などを示した。

シソーラス用語： *最適制御 ,  *操船 ,  シミュレーション ,  制御 ,  *船体運動 ,  状態変数 ,  波浪 ,  状態方程式 ,  *操縦性 ,  現象
準シソーラス用語： PID制御 ,  追波 ,  ブローチング

分類 (1件)： 船舶性能  (QJ02010Q)

引用文献 (9件)：

• 梅田直哉. 実海域の復原性能. 日本造船学会誌. 2005, 884
• UMEDA, N. Nonlinear Dynamics on Ship Capsizing due to Broaching in Following and Quartering Seas. Journal of Marine Science and Technology. 1999, 4
• MAKI, A. Numerical Prediction of the Surf-riding Threshold of a Ship in Stern Quartering Waves in the Light of Bifurcation Theory. Journal of Marine Science and Technology. 2008
• 正司公一. 最適制御理論による操船の最適化と自動化について (第一報). 日本造船学会論文集. 1992, 172
• 大津皓平. 最短時間操船に関する研究-I. 日本航海学会論文集. 1994, 90

タイトルに関連する用語 (4件)： 波 ,  針 ,  最適制御理論 ,  応用