文献

J-GLOBAL ID：200902220314235560   整理番号：08A0838182

スピンHall効果を利用したスピン緩和の電気操作

Electric Manipulation of Spin Relaxation Using the Spin Hall Effect

著者 (11件)： ANDO K. (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI S. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TAKAHASHI S. (JST-CREST, Saitama, JPN) ,  HARII K. (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  SASAGE K. (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  IEDA J. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  IEDA J. (JST-CREST, Saitama, JPN) ,  MAEKAWA S. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MAEKAWA S. (JST-CREST, Saitama, JPN) ,  SAITOH E. (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  SAITOH E. (JST-PRESTO, Saitama, JPN)
資料名： Physical Review Letters  (Physical Review Letters)
巻： 101  号： 3  ページ： 036601.1-036601.4  発行年： 2008年07月18日 
JST資料番号： H0070A  ISSN： 0031-9007  CODEN： PRLTAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜のサイズと無関係に,スピンHall効果を利用して,磁化歳差運動の緩和を操作できることを明らかにした。この方法では,磁性層への直接的電流印加なしに,スピン動力学の電気同調が可能になる。強磁性共鳴スペクトルの幅をモニタして,磁化歳差運動の緩和時間τを測定した。強磁性Ni₈₁Fe₁₉膜のスペクトルを見ると,ピークおよび凹みの間の間隔であるスペクトル幅は,回転磁気比γに対して,1/(γτ)に等しい。このスペクトル幅は,強いスピン-軌道相互作用をもつ金属を付置すると増大することが分かった。

シソーラス用語： *Hall効果 ,  *磁気緩和 ,  歳差運動 ,  磁化 ,  *強磁性体 ,  *ニッケル合金 ,  鉄含有合金 ,  *強磁性共鳴
準シソーラス用語： *スピンHall効果

分類 (1件)： 磁性一般  (BM06010M)

タイトルに関連する用語 (2件)： スピンHall効果 ,  スピン緩和